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天守閣から見えた船のような建物

島原文化会館を後にして先へと進む。島原は水の湧き
出る町。島原の湧水の風景を求め、次は南へと向かう。
歩きの旅では、気になるものを写真に撮りつつ寄り道
も多めになる。天守閣から見えた建物にも立ち寄ろう。

訪れた島原文化会館を振り返りながら進む
武家屋敷の跡。門を見るとくぐりたくなる
道端に咲く花を見るのも歩きの旅の楽しみの一つ
所々に設置された歌碑にも目を止めつつ
煙突を見つけるとつい引き寄せられる
ひとまず近くへ。カフェとして使われているようだ
円形の煙突には補強がされている
ここは明治末期に建てられたという宮沢商店
町屋建築の店舗と焼酎蔵は登録有形文化財に
道沿いの湧水は緑を育む
島原は透き通る水が流れる町
天守閣から見えた建物は2020年に竣工した島原市庁舎
せり出した大きな庇。連なる庇の水平ラインが特徴的
周辺の道路と敷地内の道路が一体に
庇の下をまわりエントランスへ。こちらの車路は開庁時のみ
溝幅の違うパネルをリズミカルに。石のベンチがかわいらしい
建物の下は通路や車路として広く開けられる
道路面はガラス張りで開放的に。でも日曜日なので閉ざされる
リズミカルに並べられた外壁パネルとガラス窓
反対側は、よりランダムな割付に
建物を見る時は、ひとまず周囲を回ってみる
川との関係に配慮された建物計画
ぐるりと回ってもう一度見上げる。なかなか複雑な形状だ
くぐれそうな門と同じく、階段があれば上ってみる
車路の上にかけられたブリッジを通って
2階には川に面したウッドデッキのテラスに

建物は2021年のグッドデザイン賞に。設計は株式会社
佐藤総合計画と、島原にある株式会社INTERMEDIA。

INTERMEDIAによる建物を、いくつか訪れてきた。

島原市役所、魅力ある島原の風景を紹介している。

今まで訪れた市庁舎の中でも、特徴のあるデザインだ。
細長い敷地に車路を東西に通すことで、建物も細長く
シャープに。斜め柱で支える持ち出しの庇が目を引く。
おもしろい建築があれば、時間を忘れて、つい長居して
しまう。そろそろ帰りの電車も気にしつつ先へと進む。


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