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佐賀の群像に思いを馳せて

佐賀公園内には、「稀代の名君」と呼ばれる佐賀藩十代
藩主の鍋島直正公の立派な銅像が建てられていた。
直正公は藩校「弘道館」での教育、医学校や病院の設立、
種痘の普及、反射炉の設立などの功績を残している。

佐賀藩は、幕末から明治にかけて多くの優秀な人材を
輩出し、中でも「佐賀の七賢人」と呼ばれる人たちは、
時代の先駆けとなっている。佐賀の群像に思い馳せる。

※佐賀城本丸歴史館ホームページより参照



佐賀城の鯱の門は天保9年(1838年)に完成したもので
門構えに2階を設置した櫓門形式となっている。この
門は明治7年(1874年)の佐賀の役で弾雨にさらされ、
その跡が残るという。石垣の風合いにも歴史を感じる。


佐賀城本丸歴史館は、佐賀藩10代藩主である鍋島直正
が1838年に、再建した天保期の佐賀城本丸御殿の一部が再現されたもの。この建物は日本初、本丸御殿の木造
復元建物として2004年に開館した。歴史館には佐賀城
の復元過程、幕末維新の佐賀の様子、鍋島直正が行った
近代化へ取り組みなど、わかりやすく展示されている。



佐賀城本丸歴史館を後にし、程近くにある大隈記念館
を目指し進む。そろそろ、ほどよい時間になってきた。
ペースをあげていこうと思うも、目に止まるものに
少しばかり立ち止まってしまうのはいつものことだ。

さがレトロ館。レストランが入っているはず。今日は休みかも
日本酒ののぼり旗に反応してしまう。今日はどれにしよう
診療所併設の看護専門学校は横長の3階建。その分、空は広い
旧跡の門を保存した歯科医院。コンクリートの壁が良い感じ
素材の切り替え、壁が出たり回りこんだりといろいろ気になる



ようやく大隈記念館に到着。距離的に近いのに時間がかかった
日が傾きかかっている。入るべきか、入らざるべきか
遠くからでも、建物の様子はなんとか確認できた

大隈重信記念館(1966年)は、ガウディを日本に初めて
紹介したという今井兼次氏の設計。外観は大隈重信と
県木である楠のどっしりとしたイメージでつくられて
いるそうだ。室内に赤いステンドグラスが用いられ
建物自体が大隈重信の人間像・人間愛を体現した作品として2017年に登録有形文化財に認定されている。


多少無理をしても入っておけばよかった。ただならぬ
雰囲気を感じつつも、つい先のことを考えてしまった。
時計を見て、後どこまでいけるか考えるよりも、やはり
その時の思いに正直に、予定は後ろ倒しにしていこう。

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