そしてきぬかけの路でつながる世界遺産へ
きぬかけの路に面した美術館にも寄り道しつつ
西京極から始まった旅も終わりへと。なんとか今回の
目的地までやってきた。京都に点在する17カ所の世界
文化遺産の内、きぬかけの路によって仁和寺、龍安寺、
そして次に訪れた金閣寺の3カ所がつながっている。
1397年に室町幕府第3代将軍である足利義満により、
京都北山の地に舎利殿を中心とする山荘が造られた。
それは後に鹿苑寺、通称を金閣寺と呼ばれるように。
極楽浄土をこの世に表したされる金閣や庭園。武家と
公家文化が融合したという北山文化の一端にふれる。
金閣寺が佇む風景を動画でも
鏡湖池に映り込む黄金の寺院。水面はさざなみ立って、
その姿をにじませる。多くの外国人観光客に混じり、
池に浮かぶように建つ金閣寺をめぐる。1950年に焼失
した金閣寺は1955年に再建され、創建当時の姿へと
生まれ変わった。1397年から約550年の失われた時。
再建されてから70年近くとなる金閣寺は、失った時間
を再び刻み続ける。歴史を遡って再現された建物の
豪華で華美なその姿に、北山文化への思いをはせる。
京都の街をめぐり、街に流れる歴史や時間を楽しんで。
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