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そして赤く大きなオブジェといえば

街角にはいろいろなオブジェが設置されている。
中でも、赤くて大きいオブジェは存在感があり
目に飛び込んでくる。ビルの谷間で、公園の緑の
中で、いろんな場所でエネルギーを発している。
 

新宿の赤いLOVEは待ち合わせ場所にもなっている
ふくやま美術館の前には愛のアーチ。くぐっておけばよかった
広島のアリスガーデンにあるオブジェ。ハートに見えなくもない
イサム・ノグチのレッドキューブ。ニューヨークの思い出
アメニティ江坂の赤い彫刻。近くにはマルタ・パンの白い彫刻も
街角のキース・ヘリングの赤い犬。今にも動き出しそう



のようにいろいろあるが、赤くて大きなオブジェといえば
清水久兵衛氏の作品を思い浮かべる。その赤い円柱と湾曲
した赤い板が、さまざまな形に展開されて、角度によって
異なる表情をみせる。そして、とにかく大きく迫力がある。


福岡のシーサイドももちエリアの作品。力強いフォルムである
湾曲した板で構成される作品は、見る角度により雰囲気が変わる
こちら側からは、まったく違う顔を見せる




ふくやま美術館前の作品は、横に展開されている
さらに横に展開するとこうなる。京都みやこめっせ前にある作品
縦に展開していくことも。京都駅ビルの空間に応じた巨大な作品


各地にある清水久兵衛氏の一連の作品は赤い色だが、
島根県立美術館の「語り合い」という作品は銀色である。
他の作品と同じく大きく迫力があるが、その色合いと
やわらかい形によって、周囲の風景に溶け込んでいる。

清水九兵衞氏は、1951年に京焼を代表する名家である
六代清水六兵衞の養嗣子となり陶芸の道に進んでいる。
46歳の時に九兵衞を名乗り、アルミニウムを主な素材
とする屋外彫刻を製作していく。陶芸から屋外の巨大な
彫刻への発展とその想像力の広がりに驚くばかりである。

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