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記憶をつなぐ建物は街並みに溶け込んで

奈良公園の気になるものをたどりながら

奈良の街歩きを楽しんで。飛鳥園仏像写真ギャラリー
を後にし、前の道を東へ進むと、ほどなく奈良の街並み
に溶け込む建物が見えてくる。通りに面した瓦葺きの
屋根のゲートをくぐると、外壁には焼杉板の仕上げの
落ち着いた雰囲気。和の要素を持ちつつ、内外をつなぐ
大きなガラス面を持つデザインの建物をたのしもう。


ガラスが多用された外観を眺めつつ、建物内部に入る前に
手すりの向こう側の階段を降りると
地下部分には高減衰積層ゴムについての展示
建物には免震装置が設置され、その技術に間近でふれることも
免震装置はわかりやすく展示されていて
建物の外観の大きなガラス面も楽しみつつ
せんとくんにも促されるように建物の内部へ
自動ドアの前の床は、免震構造の建物の動きに追従するように

こちらの動画でその仕組みがよくわかる

観光客でにぎわうロビー空間で
水盤が設けられた中庭を眺めながら
ソファのデザインを楽しみつつひと休み
ここは奥村組の100周年事業で建てられた奥村記念館で
奥村組が手掛けた二代目の通天閣の大きなタペストリーや
奥村組の技術や歴史を紹介する様々な展示がされている
壁面には丸に太の文字の法被。その横の胸像は
創業者である奥村太平のもの
天井までの開口部で外部と内部が一体となるような空間に
こちらは免震構造についての建物模型の展示

ボタンを押すと地震時の揺れの違いがよくわかる

2階へと進み、天井には建て替え前の建物の梁も利用されて
2階の通路は外部へとつながって
建物の間には中庭も
通路は外部の風景へとつながって
ブリッジの先には展望スペースも
ここは創業者の奥村太平が好んだ風景だという
展望スペースを降りて中庭から
和のと現代のデザインが織り交ぜられた建物を見上げ
外部と内部とのつながりを感じつつ、建物をぐるりとめぐり
また内部へと。奥村記念館の展示や建物や空間を楽しんだ

このCMでは奥村記念館の風景も

もう一度、アプローチに立つせんとくんの前を通り
奥村記念館を後にして

100周年を記念して建設された奥村記念館

その奥村組の歩みをコーポレートムービーにて

様々な土木や建築を手掛けられ、今回の旅で訪れた

奈良県庁舎や奈良公園バスターミナルも手掛けている

今回の旅では奈良県庁舎とつながる

奈良公園バスターミナルの建物も楽しんで

奈良の街を公園をたどって奥村記念館へ

奥村記念館は2007年に、奥村組の100周年事業として
建設され、奈良で創業した奥村組の歴史と技術を紹介
する建物。事業拠点として長年使用されてきた旧建物
(奈良工事事務所)が建替えられて、創業者の好んだ
風景や小屋組みの梁、瓦、庭石、手水鉢など、旧建物
の記憶を受け継ぐものにもなっている。中には休憩所
もあり、無料のサーバーでコーヒーまで頂ける。旅の
途中でほっと一息つき、もう少し奈良の旅を続けよう。


















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