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うつわにふれる旅を締めくくろう

有田のうつわの風景にふれる旅。上有田駅を降りて、
ゆっくりと町の景色を楽しんだ。折り畳みの自転車に
乗ったり、降りたりと、風景に合わせて、めぐる速度を
変える。有田駅につけば、そこで自転車をたたんで、
また日常のある博多へと戻る日帰りの旅。博多から
訪れる、ほんの一日の非日常の時間を楽しんでいる。

上有田から有田駅までの道中には
雰囲気のよい町家の建物が並ぶ
G工房。うつわ以外にも雑貨を扱うお店もある
立派な門構えの建物には
塀にピクチャーウィンドウまで
有田の町では銀行も町並みを意識したデザインに
吉兆陶家。淡くカラフルな色合いがかわいらしい
渕上陶磁器はうつわのセレクトショップ
有田焼や伊万里焼、波佐見焼などを扱うお店

昨年の7月の旅で通りがかったILHAは開店前

今回は開いている時間にやってこれた
暖簾をくぐって
緑あふれる土間を通ってお店の中へ
遅めのお昼を頂いて
緑あふれる気持ちのよいILHAを後にして
向かいにあるセレクトショップのbowlへ
昨年の旅では、同じく佇まいを眺めるだけだったが
今回はbowlのセレクトするいろんなモノを楽しんだ
帰りの電車まで、まだもう少し時間がある
最後に柿右衛門窯まで。今回は開店時間にやってこれた

昨年の旅では、柿右衛門窯の開店時間に間に合わず。

風格のある建物の中に並ぶ柿右衛門のうつわ
窓越しに一輪挿し
お店を通り抜け
鯉が泳ぐ池を楽しみ
池の側に咲くのはボケの花かな
池にかかる橋の先には柿右衛門古陶磁参考館
梅の花も楽しみつつ建物の中へ
扉の把手にも柿右衛門
柿右衛門様式の代表作品にふれることができた
出口の扉には角型の把手
コンクリートでつくられた格子。建物も凝ったデザイン
敷地の奥には茅葺きの立派な建物がたち
トンバイの上の板塀は竹を用いたデザイン
古陶磁参考館の建物の佇まいにもひかれる
小雨の降る中、急いで有田駅へと戻る
最後に駅前のキルンアリタに立ち寄る
うつわの町にちなんだガチャ
今回の旅で有田の町並みにふれることができた
キルンアリタは2016年にオープンした複合観光施設
ようやく有田駅に到着。自転車を乗せて帰路につこう


美しいものがちりばめられている町。有田には400年
の焼物の歴史があり、その中で培われた美意識が根付
いていると感じる。歩きながら、自転車に乗りながら、
さまざまなものが目に止まる。今回の旅の中で見えた
ものもあれば、そうでないものもある。ただ有田の町
にふれることができた。ほんの少し近づいただけかも
しれないが、十分にその魅力を感じることができた。
古い町並みに、うつわが作り出す風景に、その土地で
紡がれた時間を感じることができる。また旅続けよう。

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