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2018年大地の芸術祭をめぐる旅

自然を感じてアートにふれる旅。ありのままの大地と
創られた空間。おおらかな風景、鋭く表現された世界。
意味を考えながら、また何も考えず、作品にふれ作品を
感じる。それは心に変化をもたらす。楽しかった旅も
もうすぐ終わる。自然とアートを楽しんだ最後の日。


ドクターズハウスという作品では
診療所として使われた建物内部に
はりめぐらされるミラーシートや
鏡によってゆがんだ空間が展開されている
建物の内部を歩くほどに
そこに流れていた時間を感じる
山間の道を進む。ぶなが池の湖畔に建つのは
マザーツリー空中庭園という作品
持ち上げられたブナとヤマボウシ
次は農業やアートによって生まれ変わった旧奴奈川小学校へ
最上階が体育館という構成に驚く

ここも大地の芸術祭の主要スポットだ。

2015年の芸術祭から彫りはじめられた作品の
大地のおくりもの。3年ごしに完成をむかえる
壁全面に里山の風景が描かれた作品
ライブのリハーサルの横を通り過ぎ
彩風という作品の下を通って2階へ
2017年に開催された南極ビエンナーレ
南極でさまざまなアートが展開されている様子
アートは理解をこえることもある
フラム号2は南極調査のための可動式建造物
雪の結晶のように展開されていく

自然とアートのつながりを感じる作品だ。


ここでは教室や廊下に作品が展示されている
翼のようなオブジェ。教室の風景が懐かしい
空間は子どもたちの習字の半紙で埋め尽くされたり
不要になった照明器具が集められたり
ぐるぐると周りながら壁に映し出される影など
どこか懐かしさを覚える空間が広がる
その時小学校2年生だった下の子も今年で小学校卒業だ

ここでは懐かしい空間でアートを感じられる。

ぐるりとまわる内にライブが始まった
外の芝生広場も気持ちがよい
二人で漕ぐトロッコが楽しそう
子どもたちも楽しんでいた
自然とアートに包まれた奴奈川キャンパス
空き家を利用したワークショップによる作品では
ひとり一筆の筆跡で埋め尽くされた空間がある
彫刻刀で彫られた脱皮する家では
家屋一棟すべての部分に彫刻刀が刻まれている
制作に2年半。延べ3000人の人手によって作られた空間
最後に星峠の棚田を通ってこの旅も終わりに


2018年大地の芸術祭。自然とアートあふれる越後妻有

動画を見ると、また旅に出たくなる。

大地の芸術祭。現在は2023冬 SNOWARTが開催中だ。
次の夏の開催は2025年だろうか。2年後、子どもたち
はすっかり大きくなっている。2015年、2018年の夏に
訪れた越後妻有の景色を覚えてくれているだろうか。
次は家族で訪れることはないかもしれないが、いつか
越後妻有を家族でゆっくりまわってみたい。あの日の
風景をもう一度。楽しかった大地の芸術祭をめぐる旅。

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