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その建物はらせんの空間をたずさえて

旅をしながら、次の旅にも思いをはせて

布施の商店街の中にあるホテルの様子を伺って、また
いつかの旅の候補地に数え、あたたかな街の雰囲気を
後にする。自転車にまたがり、北へ、東へとしばらく
進めば、周囲をガラスに囲まれた建物が見えてくる。

旅の目的地は、おもしろい建物やこだわりの珈琲や
旅の最後に訪れた藤田珈琲は2020年に建てられた
その建物はコアを中心にらせんの空間で構成されて
建物の外観はねじるように回転する
鉄骨の骨組みは複雑に入り組んで
建物はらせん状に、ずれを生じさせながら立ち上がる
外観を楽しむのもほどほどにして
豊富なメニューを横目に店内へ
コアを中心にらせん状に配置される空間を進み
内部の構成も楽しみつつカウンタ―へ
珈琲を頂いて、ほっとひと休み
らせん状の空間は動線にも、客席にも
今度は中央の階段から
内部の様子も楽しみつつ
ひときわ映える白と赤のサインももう一度
そのらせん状に上昇する外観を見上げ
藤田珈琲を後にして

店主の思いが力のある形へと変換されて

以前にも、らせんの形を楽しんだり

内部をらせんに沿って楽しめる建物も

藤田珈琲でひと休みして、後は北へと帰路につく
大阪の街も夕焼けに包まれて

大阪を南へと向かった楽しい旅も終わりへと。いつも
のように道の途中の建物をたどって、キャンパス内も
めぐり満喫した。旅をして旅を振り返ることで、旅の
途中で気付かないことを知る。形や空間などのテーマ
を設けて見返すのもまた楽しい。何度も旅を楽しんで。


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