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風景の色をたどって青と白へもう一度

花の季節がやってきた。道沿いの整備された花壇には、
さまざまな色の花が咲く。日差しを浴び、色は輝く。
自転車で街をめぐる際には、気になる場所があれば、
降りて近くで見ては楽しんで。ついでに側の建物も。

摂津市立コミュニティプラザを後にして

いつものように旅の色のかけらをたどって

咲き始めたノースポールは黄色と白とにぎやかに
道の途中の植え込みには鮮やかなオレンジのキンセンカ
おもしろい形の家のオブジェの前には
紫と白のビオラが鮮やかに広がって
赤とピンクと白のグラデーションは
デージー。それぞれの花が少しずつ色を変えて
寄せ植えは花壇をより賑やかに

九州での旅や日常でたどった風景を思いだす

青い家の屋根のオブジェ。その先に見える建物へも
空へと伸びる白い線を見上げつつ
先に見えたマンションの青色と水色は
混ざり合いながら空へとつながるように
気持ちのよい空の風景は河川敷の向うへと
ここは摂津市。市役所の前にもある
植え込みと家のオブジェの楽しげな風景を過ぎ
広がる空の風景の下をしばらく進むと
大阪貨物ターミナル駅。東海道本線貨物支線の終端がある
訪れたのは3月初旬の頃。開花に備える桜並木を振り返りつつ

青と白に九州での旅を思い出しながら

乗り物が保存された公園を訪れた
ボランティアの方の案内にしたがって運転席へ
いつか子供たちと訪れた鉄道博物館を思い出す
用いられた色合いに時代を感じつつ
客室のシートのデザインも楽しんで
車窓の外には大阪貨物ターミナル駅
車両を降りて、公園に保存されたもう一台へ
レールの断面。その色合いにも年月を感じつつ
車両の周囲をぐるりとまわる
こちらはEF15型という代表的な電気機関車
先ほどの車両は、同じみの色合いとシルエットをもつ
昭和44年に製造された初代新幹線0系。昭和59年まで活躍し
今はその役目を終え、日本の各地で展示されて
ここはそのひとつの摂津市にある新幹線公園
新幹線0系は機械遺産の11号にも認定されていて

世界に通用するSHINKANSENの言葉を広めたという

機械遺産といえば佐賀での旅も思い出す

こちらは旅客機。同じく丸みを帯びたシルエットと青と白

機械遺産 第13号に認定された旅客機YS11

丁寧に保存された2つの車両を楽しんで
新幹線公園を後にする
その隣には鳥飼車両基地。今の時代の新幹線が並ぶ

新幹線公園は春には桜で彩られて

摂津市を南へと進み、風景の色をたどって、青と白の
なじみのある新幹線0系が展示された新幹線公園へ
やってきた。時代を感じる運転席や車内の空間。外観
の新幹線の原型ともなる丸みを帯びたフォルムにも
親しみを覚える。時代はかわり、デザインは変遷して
細やかになっていく。当時の姿を下敷きにして。風景
の中にある色やデザインを楽しみつつ旅を続けよう。

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