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そして小代焼ふもと窯へ

中平窯を後にし、北へと進むと小代焼ふもと窯がある。
ふもと窯の窯元は井上泰秋(たいしゅう)氏。ここに窯
を移されて50年以上経つという。現在は息子の尚之氏
と弟子と共に現役で創作に取り組まれている。現存
する小代焼の窯では、最大級の六袋の登り窯を持ち、
木灰、藁灰、長石等を配合した釉薬が用いられている。

工藝風向で出会った小代焼ふもと窯のうつわ。それは
井上尚之氏によるものであった。小代焼の伝統工法に
よるシンプルなデザインのものから、中世ヨーロッパ
で生まれた変化に富むデザインのスリップウェアまで
さまざまな種類の魅力あるうつわを制作されている。


ふもと窯への道沿いにはススキの穂が風にゆれ
こちらのこんもりとしたほうはオギかな
ヒメツルソバが道端をうっすらと彩り
センニチコウは鮮やかな色合で風景を彩る
たわわに実ったカキは今にも落ちてきそう
秋の終わりに、色の移り変わる紅葉や
真っ赤に色づく紅葉を楽しみながら進んでいく
しばらく進むとふもと窯に到着
こちらの建物はギャラリーや販売に使われている
工房も見学させて頂けるとのことで
登り窯も見せて頂いた
丸ニ昼夜も火を絶やさない焼成には大量の薪が必要だ
さまざな種類のうつわ。色に形に、どれもよい感じ
作業場の風景。窓が多くてとても明るい雰囲気
天日干しにされた焼成前のうつわ
このうつわにはどんな模様が描かれるのだろう

小代焼ふもと窯には受け継がれた伝統の技がある


今回購入したのは、そば猪口。こちらは井上尚之氏作
うつわの内側の釉薬の微妙な濃淡がとてもよい
井上泰秋氏の藁白釉薬のマグカップ。とても気に入っている
あとかわいらしい豆皿も

自転車の前に取り付けたバッグから、おりたたんだ
リュックを出し、購入したうつわをそっと詰め込む。
いつもはリュックにお酒の四合瓶を入れているが、
今日はうつわを。おりたたみリュックは自転車の旅に
便利だ。普段は小さく、お土産を買えば広げて背負う。

ふもと窯での窯元の風景や、買い物を楽しんだ。ここは
小代焼の窯元が集まる場所。あと何件か訪れてみよう。




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