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とてつもない吹き抜け空間を持つホテル

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THE BASICS FUKUOKA  1993 マイケル・グレイブス 

旧ハイアットリージェンシーがリニューアルされ
2020年にオープンしたホテルである。
今回のリニューアルで、新しい体験や世界観を
想像することをコンセプトに掲げられている。


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建物の中に一歩足を踏み入れると、そこには圧倒的な
空間が広がっている。吹き抜けが特徴的な円形ロビー
にはライブラリーが設置され、世界や日本の文化に
ついての書物など約5,000冊程度が収納されている。
手にとってロビーや客室などで読むこともできる。

円形の巨大な吹抜の上に、三角錐の形状の吹抜が
積層されるとてつもない空間である。
外観からもわかるように、客室は円形に配置され、
中央のスペースを吹き抜け空間としている。


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客室の形状は、円形に配置されていることを
あまり感じさせない。窓際の梁や天井をみると、
円形であるとなんとなく気づく程度である。
ツインルームは30㎡程度で、ゆとりのある
レイアウトとなっている。現在は、レストランが
使えないこともあり、朝食はルームサービス。
野菜豊富な健康的な朝食で、見た目も良い感じ。

今回、ラウンジの利用ができない状況なので、
共用スペースはすべてを活用できていないが、
この建物の特徴は、ロビー空間につきると思う。
ここでしか味わうことのできない特別感のある
魅力的なホテルである。

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