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旅先での空間との出会いを楽しんで

旅で出会うさまざまな場所。空間を味わうことも旅の
楽しみのひとつ。美術館や博物館、図書館の建物との
出会いを楽しんでいる。そしてホテルもその内の一つ。
カフェが利用できないときは、いつかの宿泊の下見を
兼ねて、せめてロビー空間だけでも堪能させて頂こう。

アートな名建築ホテルに訪れたい

あこがれのクラシックホテルにも

アートな名建築ホテル10選に、日本クラシックホテル
に加盟の9つのホテルから、ホテルニューグランド、
東京ステーションホテル、奈良ホテル、富士屋ホテルの
4つのホテル。そして今回の島原、雲仙の旅といえば、
日本クラシックホテルの一つである雲仙観光ホテル。


際立つアプローチ空間に誘われて
訪れたのは雲仙観光ホテル
1935年創業の九州唯一のクラシックホテル
日本初の国立公園の雲仙は古くから外国人避暑地となり
豊かな雲仙の自然に包まれた地にホテルは誕生した
竹中工務店の設計・施工の第一号のホテルでもある
Unzen Kanko Hotelのエンブレム
ハーフティンバーのスイスシャレー様式を見上げつつ
車寄せに面したエントランスへ
天井の化粧梁や照明器具も楽しみつつ
ロビー空間へ。終戦後、駐留米軍に接収されたホテルは
1950年に営業を再開。2003年には国の登録有形文化財に
西洋的なものに東洋の美意識が重ね合わされた空間は
しっかりと時を刻み続けている
格子やサインのデザインも楽しみながら
歴史を重ねてきた空間を味わう
この先も時を刻み続けるホテル。いつかの旅でより味わいたい

雄大な自然に抱かれて物語を紡ぐ雲仙観光ホテル

原研哉氏が表現する雲仙観光ホテルの空間も

伝統を守りつつも、進化するクラシックホテル

ほんの少し、雲仙観光ホテルの空間を楽しんだ。ホテル
のコンセプトに、変わらないという美学を大切に守り
続け、昭和初期の感性を現代、未来につなげるという
思いがあり、そこでしか醸し出せない空気を感じる。

90年近くの時を刻むホテルは、クラシックホテルの
名にふさわしい。ホテルの持つ歴史にもふれながら、
いつか泊まってみたいクラシックホテル。九州から
関西に戻ってきたので、今度は奈良ホテルを訪れよう。


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