ミライへのスイッチをONにしよう
大村市に立ち寄ったもう一つの理由は、この図書館を
訪れること。その街と図書館との関係に惹かれている。
旅先での図書館での滞在は、ほんのわずかではあるが、
訪れることで、日々の暮らしの中の図書館という存在
に思いを馳せ、その街をもっと好きになったりもする。
旅先での図書館に、時代と共に変わるデザインを知る。
武雄市図書館には、新しい図書館のカタチがある。
2019年に開館のミライon図書館には
大村市歴史資料館も併設されている。
設計は佐藤総合計画とインターメディアの共同で。
ミライon図書館は、長崎県立長崎図書館と大村市立
図書館を県と市が共同運営する一体型の図書館として
開館。長崎県の知の拠点として、県民を支える図書館
として位置付けられ、約202万冊の蔵書を持つ九州で
最大規模の図書館。1階には開架4万冊の児童書を持つ
場所もあり、子供にとっての未知の世界への扉もある。
図書館に行き新たな知識に出会う。またそこで感動的
な空間を体感する。一つの屋根の下で閉じることなく
連続する空間は境界をつなげていく。知識はけっして
閉じているものではなく、何かとつながっているもの。
何かを知れば何かにつながる。そんなイメージが、形が
この図書館にはある。ミライonには書物によって知る
過去や現在からつながる未来への思いが込められる。
図書館に行って、ミライへのスイッチをオンにしよう。
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