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次は木のパネルに覆われた建物へ

今回は北摂地域を自転車でめぐる旅。豊中市に位置
する箕面船場から西へと県境を越え兵庫県伊丹市へ。
日本海につながる広い兵庫県へは、まずは伊丹市から。
伊丹市は、兵庫県の中でも尼崎市と並びもっとも大阪
に近い位置にある。面積は25km2と、兵庫県の中でも
小さくコンパクトな街に様々なものがつまっている。

伊丹市は大阪市、神戸市へも近く、空港も有している。
その大阪国際空港は伊丹にあることで、伊丹空港とも
呼ばれている。電車以外には、バスの交通網が市内を
覆い、自転車のネットワーク路線も整備が進められる。
街には緑があふれ、公園をつなぐ緑の散歩道。市中央
に位置する昆陽池公園は、野鳥の楽園でもあるという。

空港の側にスカイパークもあり、伊丹市は子育て世代
にも人気がある街だという。市内全域には1200台の
見守りカメラがあり、設置後は街頭の犯罪数が70%も
減ったという。その伊丹市の新たな市庁舎を訪れた。


伊丹市役所の外壁に取り付けられた木彫のフィンは
日光を遮蔽しつつ、建物覆うデザイン要素に
2022年11月に開庁した新しい伊丹市役所
シンプルな形状の建物に、やわらかな色合いのフィンが
角度をかえて取り付けられている
保存された大きなクスノキは県の樹木
波打つように外観を構成する木パネルのフィンによる
柔らかな印象の外観を眺めて歩く
エントランスの庇の軒裏にも木板が使われて
伊丹市役所のフォントとロゴのデザインもおもしろい
利便性に配慮して、建物の四方に設けられた入口
建物に面した市民広場は今年の8月頃の完成予定に
入口を過ぎ、歩道橋から建物を。角度を変えたパネルが連なり
リズミカルで動きのあるデザインを生み出している
もう一度歩道橋を渡り、建物へ
内部には隈研吾氏による建物のイメージスケッチ

伊丹市役所は隈研吾氏によって手掛けられている

素材にこだわる隈研吾氏。建物には兵庫県産の木材を

内部空間にも木材が用いられて、やわらかな印象の空間に
とてもわかりやすい等身大のトイレのピクト

建物にはユニバーサルデザインが取り入れられて

屋上には展望デッキ。広がる街と空の風景と
傾き初めた太陽に照らされた空を眺めて

プロモーション動画で建物のコンセプトのおさらいを

そしてこちらの動画で完成した内観も楽しんで

案内カウンターには酒樽。伊丹は清酒発祥の地

そして、こちらに視線を送る白いくま。伊丹市役所は
アートな場所でもある。案内カウンターで写真撮影
してもよいと伺っていたので、ホールにたたずむ
白いくまから、建物内に点在するアートをめぐる。

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