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線は重なり、影をつくり、円を描く

広隆寺を後にする。また自転車に乗り北を目指して、
途中に気になるものがあれば立ち止まる。道路沿いの
共同住宅のエントランスのデザインに目が止まる。横
のラインが強調されるように縦のラインは控えめに。

自転車で街を走る途中、いろんなものが目に止まる
素材や目地や、線の重なりに
線は形を作り重なって、陰影を生み出す
縦や横のラインの組み合わせを楽しんだり
街にはさまざまな建物が立っている
壁から突出した開口部に足が止まる
その建物のまわりをめぐると、動的なデザインが広がり
線は重なり、影をつくる
様々な角度の線で構成された建物
影はその形をより印象的なものとする
建物の重なる線や影を楽しんで
線は連なり奥へと続いて
建物は形を変えていく
やがて線はゆるやかになり円を描く
さまざまな線で構成されたデザインを楽しみつつ
建物のまわりをぐるりとめぐる
線は重なり、影をつくり、円を描く
その裏側にも目を止めつつ
円の形となった建物のデザインを楽しんだ
次の目的地まではあと少しの所

街にはいろんな建物がある。どの道をたどるかにより、
その日の旅はかわってくる。道沿いの公共施設の回り
をめぐれば、建物は形を大きく変化させていく。通路に
かけられた鉄骨とガラス庇の線は、影により強調され、
折り重なる。それは建物の線と交差し、複雑なリズム
を奏でつつ、やがて線はゆるやかになり円を形作る。

変化していく線をたどって、円の形となるデザインを
楽しんだ。円の形に、過去の建物を思い浮かべてみる。

旅を何度も振り返り、いろんな角度で楽しんで

ぐるりとパノラマの風景が連続するビュー福島潟


また福岡での自転車の旅も思い出して

九州大学の椎木講堂。コンセプトの一つはどこにもないものを


九州を家族で旅したことも思い出す

自然と一体となったクアパーク長湯


旅をすれば、いろんな風景や建物に出会う。ふとした
ことで振り返り、記憶をたどれば、それらはゆるやか
につながって。描かれた円は、それぞれに意味がある
だろうと思いつつ、また旅をするように楽しんでいる。

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