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100年先への思いに応える美術館

ゼロからわかる江戸絵画を満喫した後は


もちろん美術館の建築も楽しもう。すでに美術館が姿
を現した所から、あふれ出すメッセージに目が止まる。
その佇まいは喧騒を静寂へと導いていく。こぢんまり
とした入口から吹き抜けの空間へ。統一された納まり
によって、建物全体がそのデザインの気配に覆われる。


嵯峨嵐山文華館から福田美術館へ。圧倒的な石のボリューム感
あふれ出す建物からのメッセージ
通りから中庭をのぞきつつ
道を進めば建物の入口へ。薄い軒のデザインに驚きながら
福田美術館へ。サインにはデザインされた福の文字も
瀬戸内海の白石島から運ばれたという大きな石
展覧会はもとより、建築自体も楽しんで
建物は美術品を守るために道路から持ち上げられている
吹き抜けには天井までの網代のパターンの大理石
サッシの方立は構造体として屋根まで続いていく
入口を見返して。ガラス面には網代模様のセラミックプリント
場所により網代模様のパターンで透過性が調整されている
縁側のような廊下空間はゆるやかに上階へとつながって
大理石で構成された網代模様
ガラス面にセラミックプリントされた網代模様は
場所や高さによってデザインを変え
内部と外部をゆるやかにつなげていく
囲われた蔵のイメージの展示室も楽しみつつ
階段を上り二階へと進む
神秘的な空間の2階の展示室。天井には構造材が見えている
内部が可動するという展示ケースに、透明度の高いガラス
別棟のパノラマギャラリーも楽しんで
お手洗いへも忘れずに
展示を楽しんだ後はカフェの時間に
カフェの名前は、パンとエスプレッソと福田美術館
店内の椅子は、建物を設計された安田アトリエの安田氏による
美術館を楽しんだ後は、カフェでひと休み
庭園と水盤と渡月橋。広がる嵐山の風景を楽しみながら
道路面のガラスには網代模様。景観規制によっても必要という
展示に建築に、福田美術館を思う存分満喫して
またエントランスの吹き抜け空間を通り
鉄、コンクリート、石、ガラスの素材の組み合わせも楽しんで
福田美術館を後にしよう

副館長による楽しい案内動画。英語も勉強しないと

様々なこだわりや思いが込められた福田美術館

こちらは箱根にあるポーラ美術館のアプローチ

福田美術館。オーナーの福田氏は、安田氏が日建設計に
在籍中に設計したポーラ美術館を見た上で依頼された
という。その明るさの中の静謐さに合い通ずるものを
感じる。美術品を守るという蔵のイメージを持ちつつ、
開かれた美術館へ。そのコンセプトは形となり、素材と
なり、仕上げへと変換されて建物へと反映されていく。

こだわりは全体から細部へと行き渡り、建物と嵐山の
風景をつなげ、過去から未来へと美術を、そしてその
思いを運んでいく。100年続く美術館にしたいという
思いに応える建築で、ぜいたくなひとときを楽しんだ。

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