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尾鈴山の水と森の蒸留所

米の本格焼酎である 尾鈴山 山翡翠。米の焼酎にある
ほのかな甘みを感じる。そのお酒は、フルーティで
清涼感のある香りと熟成による穏やかなバニラ香が
あると紹介される。じっくりとその奥行きを味わう。

尾鈴山蒸留所。そこは焼酎蔵の黒木本店の別蔵として、
1998年に作られた。黒木本店のある宮崎県高鍋町から
少し離れた山の中にある。黒木本店は「百年の孤独」
や「㐂六(きろく)」を手掛ける有数の焼酎蔵でもある。

尾鈴の尾根に雨が降る。
霧のように音もなく。
雨は森を濡らし、
土を濡らし、
地を深く透る。
やがて湧き出るその水は
自然の理、
人の技により
珠玉の酒となる。
水の湧く山の奥深く
水と森の蒸留所
尾鈴山蒸留所

尾鈴山蒸留所ホームページ参照

その蒸留所で作られている焼酎は、芋焼酎の山ねこ、
麦焼酎の山猿、米焼酎の山翡翠。特徴のあるラベル
が目を引く。自然豊かな水と森の蒸留所では、焼酎
の伝統技術が、ウイスキー造りにも生かされている。


1998年にできた尾鈴山蒸留所は竹田光史氏の設計で
ある。その自然に抱かれた建物には、現地の杉が使われ
土壁の外壁や籾殻の断熱材、その土地の素材を用いた
自然と共存する建築と紹介されている。切り開かれた
土地の周りは、植栽により森が復元されていく。建物
を建てることは環境に抗うことだが、環境は取り戻す
ことができると教えてくれる。いつか訪れてみたい所。


だれやみは、一日の疲れを癒やす晩酌のことを指す。
宮崎本格焼酎の応援サイトで蔵元が紹介されている。
豊かな自然を求めて尾鈴山蒸溜所は山の中へ。山の
湧水を用い、手作業による焼酎づくりが行われている。


今年の7月初旬に、初めて訪れた宮崎県。高千穂は
宮崎県の魅力を体感する上で、大きな一歩となった。
宮崎県はひなたの地。ひなたのように暖かい気候が
広大な自然を育み、その恵みは豊かな食文化を作る。


海と山に囲まれた、南国の楽園ともいわれる宮崎。
東側には、長さ400kmに渡る美しい海岸線があり、
西側には、九州山地などの神々しい山々が連なる。
おいしいお酒と食を求め、いつか宮崎を旅しよう。

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