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みんなでつくるみんなの市役所


武雄温泉を後にして次の目的地を目指す。武雄といえば
やはり、図書館が好きな方であればぴんとくるかと思う。
こども図書館も併設されていて、私にとって有数の図書館
スポットである。自転車ではあっという間の距離にある。



平屋、水平ライン、浮遊感などの好きな要素がつまった歯科医院
区切られることで空間が生まれ、壁がデザインにもなっている
ピクトサインがあるとついつい立ち止まってしまう
なんだろうと思ったら現代美術作家(菅隆紀氏)の作品だった
風情のある雰囲気。朱色の格子と緑の暖簾がよい感じ
1910年創業の京都屋。大正浪漫の香りが漂っている

でも、まだ旅は始まったばかりである。ついつい時間を
気にせず、目に止まるものがある度に自転車を降りたり
乗ったりを繰り返す。気になるものは仕方ない。ついつい
せっかくなのでと欲張ってしまうのがよくない癖である。



そして、ゆく手に現れた建物。湾曲した庇に目をみはる。
二段構成になったその庇からも、ただ者ではない感じが
滲み出ている。低層階はガラスで開放的にデザインされ
店舗のように、上層部は公共建築の雰囲気をもっている。



※武雄シティプロモーションサイト参照


あるテレビ番組の調査では、視聴者の30%が佐賀県の
場所を知らないという報道さえあったという。とても
素敵な県なのに。「それ、武雄が始めます。」というのは
市民と一緒になって考案したキャッチコピーとロゴ。
まちの人から見た武雄市の魅力を伝える動画もある。



※チームラボアーキテクツ ホームページ参照

武雄市庁舎のデザインを手掛けているのはチームラボ
アーキテクツである。プロジェクションマッピングに
よるデザインで有名であるが、建物や空間のデザイン
も手がけられている。市民を包み込む有機的な市庁舎
というコンセプトに対して、曲面の庇が効果的である。



※※チームラボアーキテクツ ホームページ参照

チームラボといえば、昨年、自転車で走った恋叶ロード
を思い出す。決して恋を叶えようと思ったわけではなく、
たまたま通りすがった。チームラボギャラリー真玉海岸
は恋人たちの空間になっていて、あまり長居することが
できなかったので機会があれば、別の作品も見てみたい。



※チームラボアーキテクツ ホームページ参照

と思っていたら、武雄温泉にある御船山楽園ホテルにも
作品があった。フロアのロビーをアートの森に仕立てた
作品や、庭園と森を利用した作品もある。自然に包まれ、
アートにも包まれる。武雄温泉と合わせて訪れてみたい。

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