マガジンのカバー画像

アートはよくわからない、それも含めて楽しい

66
わからなくたっていい。何か違いを感じることができるなら。日常から離れて、日常を見つめ直すきっかけを探しに、今日もアートに会いに行こう
運営しているクリエイター

#建築

風景や形とつながる記憶

立体的なキャンパスをめぐり 1階に入っているギャラリースペースに立ち寄った。 そこは無料で市民にも開放されている場所でもある。 旅を続けていけば、思いがけない空間や作品に出会う こともある。偶然の出会いを楽しんで、過去の風景や 記憶ともつなげていく。記憶という不確かなものの 手がかりとして、目に映るものや空気感に思いをはせ ながら写真に残していっている。その写真を見返せば、 その時の情景が過去から現在へつながり、記憶ととも に脳裏におぼろげによみがえる。写真は連なり、記憶

コンセプトは文化に囲まれ、毎日、好奇心の扉を開く場として

奈良県コンベンションセンターは天平広場をはさんで 観光振興施設のスペースを持つ。そこにはホールや 蔦屋書店を中心としたショップ、カフェ、ギャラリー のスペースが広がる。もう一度、校倉造りのデザイン で統一された外観を眺めつつ、内部空間も楽しんで。 天平ホールのシートの張り地は天平文様をモチーフに 株式会社 浜田兄弟和紙(土佐の手づくり工芸品 土佐和紙)

奈良の素材が散りばめられた空間へ

図書館でゆっくりとする間もなく 次の目的地を目指し、奈良の街を北へと向かう。そこは 奈良市の中心部の県有地を活用して、新しいホテルや 会議場などが整備された場所。次に訪れたのは2020年 4月に開業した奈良県コンベンションセンター。建物 の外観は正倉院の校倉造りがイメージされて、内装に は奈良の素材を生かした空間づくりがなされている。 下市木工舎 市により鉋で仕上げられた吉野杉 【手漉き和紙 技をつなぐ・1】宇陀紙 ― 親から子へ 受け継ぐ伝統(奈良県吉野町) | 紡

曲線だったり直線だったり。風景の中の形をめぐる

ハ角形の建物を後にして キャンパスの様々な建物をたどりつつ、次に訪れたの は特徴的な基壇部をもつ大学本部。斜めにせりあがる 壁面と半円の開口部がおもしろい。光によって形は 反転されて影となり、連なる円の影の形を楽しんで。

旅先ではミュージアムも楽しんで

松尾大社の重森三玲による庭園を後にして、京都の 西側を小さな自転車でめぐる旅は北へと続く。その すぐ先の嵐山には、様々な見どころであふれている。 次は嵐山の桂川の側に建つミュージアムを楽しんで。 かつての阪急電鉄の保養所がホテルへとリニューアル 嵐山もまた訪れよう。今度はゆっくりと時間をとって

四日市でも福岡とつながって

九州の旅の間に、たまに関西や実家の三重県の四日市 に帰省してきた。9月で終わった福岡での単身赴任の 生活。福岡からの帰省も今回が最後となる。いつもの ように博多駅まで歩いて、お盆の時期の帰省の旅へ。

大地の芸術祭といえばやはりこの場所へ

ベルナティオを後にして、大地の芸術祭の旅は続く。 次に訪れたのは農舞台。2015年の旅でも訪れた場所。 大地の芸術祭を象徴する建物に、もう一度会いに来た。 3年前と変わらぬ風景。そしてまたいつか訪れたい所。 この作品は黒板による人と人とのコラボレーション。 花咲ける妻有は農舞台を代表する作品だ。