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アートはよくわからない、それも含めて楽しい

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わからなくたっていい。何か違いを感じることができるなら。日常から離れて、日常を見つめ直すきっかけを探しに、今日もアートに会いに行こう
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2022年2月の記事一覧

イムズはおわってもイズムはつづく

博多の天神にあるイムズ内の三菱地所アルティアムは、 三菱地所の文化支援事業として1989年に開館した。 アルティアムには、アートを楽しむことのできる スタジアムの意味が込められている。しかし昨年、 イムズの閉館と共に惜しまれつつも歴史に幕を閉じた。 昨年に訪れたアルティアムでの アンリアレイジ展覧会「AとZ」 アンリアレイジはデザイナー森永邦彦 によって設立されたブランドである。 日常のA REAL と非日常の UN REAL に、 時代の AGE がくわえられた造語である

イサム・ノグチに出会えるところ

香椎浜北公園には、松本清張の小説の舞台の他に イサム・ノグチによりデザインされた遊具が 設置されている。ただ、それが遊具だとは、 気づかれていないようである。設置のされ方も 彫刻作品のような佇まいでありやむ得ない。 本当はその上にまたがったり、腰かけたりと、 遊ぶために作られている。確かに説明がないと どう使ってよいか、わからないかもしれない。 でも、小さな子供たちなら体が勝手に動くはず。  これは、イサムノグチ庭園美術館のそばの公園 での懐しい思い出である。体全体を