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建築に込められた想い。時代をこえて受け止めたい

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建築には、それらを作った人の思いが詰まっている。そんな思いを感じることができればと、建築を見に足を運びます。
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#京都

京都の街でいろんなものを楽しんで

京都の旅では様々な歴史を持つ寺院をめぐって 智積院に広がる風景を後にし、そろそろ京都の歩きの 旅も締めくくり。もちろん最後の最後まで、京都の街に 散りばめられたいろんなものを楽しんで。歴史のある 建築物や、京都に散りばめられたデザインに目を留め つつ、厚みを増していく建物の連なりをたどっていく。 それは現代的でありながら、どこか懐かしくもある 手かげたのは久米設計。デザインのすべてが印象的で 光井純氏による複雑な形状の車寄せには いつかの街歩きの途中で立

京都の街を東へと進んで

記憶をたどり、思い出の中の風景や形へと 今そこにある風景と記憶の中の風景をいったりきたり しながら旅を続けている。目の前に広がる空をたどり、 記憶を手繰り寄せて、そこにある何かを見つめながら 京都の街を東へと進む。目指す場所はまだ先にある。 見上げる空に、いつかの旅の思い出を重ねて 以前の空についての記事もたどったり またいつか京都の宿と、京都の朝も味わいたい

京都の街を照らす灯台の足元には

寄り道はほどほどにして、京都の街歩きの続きを 街を構成する様々な建物。この様々な建物が織りなす 京都の風景。新しく洗練された建物もあれば、時代を 超えて受け継がれる建物や、リニューアルされて進化 する場所もある。それらに興味を持ち、目をこらすほど 足取りはゆっくりと、目指す場所は遠くなるが、大きな 意味での旅の目的地は京都そのもの。京都を楽しもう。

旅で出会う風景や言葉がつながって

京都への日帰りの旅の始まりには下鴨神社へ 2度目の旅は京都の西側を上り嵐山へ そしてまた旅を始める。昨年の12月初旬の頃、10月に 関西に戻ってから3度目の京都。気軽に出かけられる 距離にあるのがありがたい。今回もいつもの小さな 自転車で、阪急電車の西京極で降りて北へと向かう。 京都外国語大学は終戦の2年後の1947年に森田一郎、 森田倭文子の平和への強い想いによって創立された。 TECTURE  MAGで新しい校舎にも詳しくふれる 言葉を自分のものにすると世界は小

反復によってデザインされた建物へ

昨年10月に関西に戻って始めた旅。九州にいた頃の ようにきままな旅は控えつつ、週末の旅を楽しもう。 九州に単身赴任となる前まで、京都の街にはときおり 訪れていた。次には京都の街をめぐる旅の続きへと。 この反復するデザインにはなじみがある 隈研吾氏によりデザインされた古今烏丸 2004年と2021年の2度に渡り手掛けられた

建物の形にこめられた意図を楽しんで

昨年の11月半ばの週末、カトリック桂教会を後にして、 京都の西側を進む。京都なら小さな自転車でさらに 西の山手へ。いつか地図につけた目印をたどりつつ、 とにもかくにも行ってみることから始まる旅の物語。 ○△□は街角の建物にも。丸い建物は上からの視点で 京都グリーンフィールド桂坂(京都市西京区)|プロパティバンク京都グリーンフィールド桂坂(キョウトグリーンフィールドカツラサカ)の物件概要。阪急京都本線「桂」,阪急京都本線「洛西口」がwww.property-bank.co

そして京都の街のデザインをめぐる

京都の街はこの小さな自転車で、散りばめられた素材 をたどりながら、街のデザインをめぐる。気になった デザインに立ち止まり、最後の目的地にたどりつける か気にしつつ、京都の雰囲気を楽しんでペダルを漕ぐ。 街に溶け込みつつも存在感のあるザ・ひらまつ京都 内部には美しい空間が広がっている

地域の人々に愛される鳩居堂

姉小路通りを進み寺町専門店会商店街へやってきた。 ちょうど通りが交わる場所に建つ店の名前は鳩居堂。 江戸時代から続く文房具の老舗で、創業したこの地で 2000年に新たな店舗へと生まれ変わった。設計した のは建築家の内藤廣氏。とらや京都の設計者でもある。 <