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建築に込められた想い。時代をこえて受け止めたい

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建築には、それらを作った人の思いが詰まっている。そんな思いを感じることができればと、建築を見に足を運びます。
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2022年9月の記事一覧

壱岐島には黒川紀章が設計した建物もある

一支国博物館は壱岐島で2010年開館の建物である。 黒川紀章により設計された。氏の幾何学図形などの デザインモチーフが散りばめられて、緑に覆われた なだらかな曲線の屋根には、山並みが意識されている。 壱岐島での旅では、歴史にもその建物にも圧倒された。 館内には黒川紀章によって設計された建物が紹介 されていた。いくつかの作品は訪れたこともある。 最初の寒河江市庁舎は、33歳の時の作品である。 一覧にすることで、黒川氏の幅広い設計活動と スケールの大きさ、卓越した才能に目を見は

壱岐島には風景をつないでいくデザインがある

壱岐を旅した。そこには、気持ちよい風が吹いている。 自転車を漕ぐ。島の風景が目に飛び込んで流れてゆく。 心地よいデザインと出会った。それは風景に溶け込み そして風景をつないでいると感じる。主張はしないが 存在感がある。表面が光るのではなく内に光が宿る。 そのデザインに触れたのはほんのひとときのこと。 デザインがつなぐ島の風景や、人々の日々の暮らしを 想像するだけたが、その断片を垣間見た気がしている。 これらはLIGHTHOUSE設計株式会社によりデザイン されている。風景