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ミュージアムへのいざない。アートだけではない楽しみがある

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入り口までの期待感や周りの風景を取り込んでいること、アートの展示だけでないミュージアムの魅力。アートとよい関係をもつミュージアムに物語を感じる。素敵なミュージアムを求め旅に出よう。
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2023年12月の記事一覧

かつて軍艦島にあった風景へ

長崎への旅で軍艦島を訪れた。思いもよらず、軍艦島へ のフェリーに乗ることができた。徐々に軍艦のように 見える島が近づいてくる。軍艦島には、1890年に三菱 の所有となり1974年の閉山に至るまで、日本の近代化 を支える炭鉱として、そこに住む人々の生活があった。 軍艦島デジタルミュージアム。軍艦島の変わりゆく姿 とかつての風景をデジタルで展開し記録し続ける所 65号棟から70号棟、30号棟が調査された動画も いろんな角度から軍艦島を楽しんで そして訪れることのできない建

そのやさしい歌は未来へとつながって

長崎が生んだスターといえばやはりこの人。来年2月 のランタンフェスティバルの皇帝役にも選ばれている 福山雅治さん。そのやさしい歌声に心ふるわされる。 ランタンフェスティバルにもいつか訪れてみたい 故郷の祖母への想いは歌い継がれて そして思い出すのが、長崎の豊かな島々を舞台にした 青いぜ長崎ブルーアイランズプロジェクト。壱岐島で 見た風景が懐かしい。長崎に広がる島々に憧れている。 そして青い海に浮かぶ長崎の島々へも 壱岐島への旅は大切な思い出となった それと長崎のス

石とガラスとスチールが織りなす空間へ

出島を後にして長崎の旅を続けよう。港の風景の中 を進み、海沿いに建つ美術館へ。そこは2005年に竣工 した隈研吾氏により設計された長崎県美術館。運河を またいで建つ、ルーバーのデザインが際立つ建築だ。 ここには都市型のヨットハーバーも 軽やかに連なっていく石材、風景を映しこむガラス、 リズミカルに並ぶスチール。素材が語りかけてくる 水と運河と自然とつながる長崎県美術館 美術館では、建築そのものも楽しもう 開放的な長崎県美術館は地域と人をつないでいく 動画で長崎県美