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新型コロナウイルスワクチン予約のリモート代行


高齢者から進む新型コロナウイルスのワクチン接種だが、多くの自治体が採用している先着順の予約方式の場合、受付開始と同時に予約が集中するため、電話回線やインターネットの回線がすぐダウンしてしまう。長時間待ち続けても予約を取れない人も多い。手伝ってくれる家族や知り合い、ネット環境が良い人の方が有利になるが、身寄りが近くにいない、ネット環境が整っていない高齢者も大勢いる。

そういったわけで、保井・今井研究室が研究活動を実施している団地にて住民のワクチン予約を協力した。緊急事態宣言下では大勢の学生が現地に行くことは憚れるため、学生が自宅に居ても予約代行が可能な「リモート代行」の体制を敷くことにした。

以下、代行予約の流れを記す。

事前準備

ワクチンマニュアル-事前準備

私たちはリモート代行を行うにあたり、住民団体の代表と誓約書を交わした。リモートスタッフの学生個人と住民団体代表が誓約を交わす形とした。

ワクチン予約にあたり、依頼者の希望を反映するための申込書を作成。最低限除外して欲しい日時や会場にチェックしてもらった。
予約完了後、予約した詳細(日時・会場)を記入し、依頼者に返却。ワクチンが無駄にならないよう、キャンセルの必要が生じた際には団体に連絡してもらい、キャンセル作業も代行した。

受付・予約

①受付日と予約日が同日の場合
②受付日と予約日が別日の場合
の2パターンある。

私たちは団地の自治会館で受付を行ったが、依頼者による訪問が容易な場合は、②のように予約前日に受付を行い、後日預かった資料(接種券・申込書)を返却するという形が楽だ。

何度も訪問することが難しい場合は、①のように当日全て済ましてしまうとよいと思う。①であればリモート代行だけでなく、その場で代行作業することも可能である。

各地域や団体、会場の状況に合わせて、使い分けていただきたい。

①受付日と予約日が同日な場合

ワクチンマニュアル-同日

②受付日と予約日が別日な場合

ワクチンマニュアル-別日

以上が代行予約の流れとなる。

作業自体は難しいものではなく、体制が整えばどこの地域や団体、学生でも同じことができるはずだ。

私たちが使った誓約書と申込書のフォーマットを添付してある。
大いに活用していただきたい。


M2 山田


トップ画像:
厚生労働省 / MHLWchannel,「新型コロナワクチンを受けるには」
https://www.youtube.com/watch?v=sMUQK0ro4zY

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