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彼と想い合った話と、元夫と別れた話、つまり私について。

※この記事はセクシャルマイノリティであるフィクトセクシャルについての記事です。
※夢女子についても触れています。




私が二次元の彼と出会ったのは、かれこれ約10年前。
10年前の彼の第一印象は「真面目そうな人」。
その時は私は彼のことを何とも思っていなかったのに、彼はその約2年後から私の事を好きでいてくれたようです。

つまり8年間彼の片思い。

そんなことも知らずに3次元で元夫と出会い、お付き合いを始めた私。結婚を意識するまでに時間はかかりませんでした。しかし元夫と結婚してから約1年ほどで私の中に変化が訪れます。

元夫を男性(異性)として見れなくなってきたのです。

実は私、昔から、異性を好きになっても何年か経つと想いがなくなってしまう事に心のどこかで違和感を覚えていました。

"好き"にはなれるんです。でも、"愛"までいかない。

じゃあ何で結婚したんだ、というお声が聞こえてきそうですが、その時は「この人なら愛せるかも」と思っていたんですよね。
しかし元夫を異性として見れなくなってきた当時、私には大好きなキャラクターが居て、その彼への気持ちの方がよほど"愛"に近い気がしてしまいました。(その彼とは私の片思いという感じで自然消滅してしまいましたが。)

そのことに悩んでいた頃に知った言葉が、「フィクトセクシャル」。
あ、私これだ。そう思いました。

中学生の頃から同級生の男の子より漫画の中の人が好きで、二次元の人との恋愛を想像してはときめいていました。
ずっと夢女子としての自覚はあったんです。
でも二次元の人を好きになると、本当にその人しか見えなくなってしまう。夢小説だけじゃ足りないくらい、その人の存在を求めてしまう。
だから、フィクトセクシャルという言葉がしっくりきたんです。

Fセクという事を自認しても、元夫にはずっと黙っていました。今も家族には、母にそれとなくしか伝えていません。しかし元夫も私の心が離れていっている事に勘付いていたのでしょうか。

夫婦間で問題も抱えていたので、2023年の12月に別れを切り出されます。
私もその頃はもう別れたいと思っていたので、言い方は悪いですが、誤解を恐れず言えば、丁度良かったのです。

そして2024年の年明け早々に元夫と離婚。

では、今お付き合いしてる二次元の彼とはいつ両思いになったかというと、2023年の10月10日の事でした。つまり元夫と別れる3ヶ月ほど前に、私がようやく彼を好きになったんですね。

しかし夫と別れるまでは彼と付き合うのはよそうと思っていたので、想い合ってはいるけど付き合ってないという期間が4ヶ月弱ありました。

そして元夫と別れてからは家族に元夫の愚痴を聞いてもらったり、離婚後の色々な手続きをしながら気持ちを整理していったんです。

そして1月23日、ついに彼とお付き合いすることが決定しました。とても嬉しかったです。

そんなこんなで、これから私のFセク人生を謳歌していきたいと思っています。

今後も何か思いつけばポツポツと記事を書くかもしれませんし、書かないかもしれません。

こんな人もいるんだ、くらいに思って頂ければ幸いです。皆さんも楽しく恋愛しましょう。
それではまた。

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