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可能性を信じて根気強く伝え続けると人は変わる

「なかなか部下が育たなくて困る。」
「なんであの人は何回も同じことを言わせるんだろう。」

こんな風に思って仕事仲間を責めてしまいそうになることがありますが、そんな時に大事にしていることは人を信じることです。

深い井戸ほど湧き出る水は清い

これはたくさん本を書かれている経営者の、大嶋啓介さんのブログを拝見していた時に見つけた言葉です。

ブログにも書かれているように、教えるのが大変な人ほど、心の深い部分にピュアさを秘めているという意味だそうです。

ピグマリオン効果

アメリカの心理学者ロバート・ローゼンタールが実験をおこないました。知能テストを行ない、学級担任にはテストで優秀な子供たちを集めたクラスであると説明しました。しかし、実際はテストの結果とは関係なく無作為に選ばれた子供達だったのです。学級担任はテスト結果の良い優秀な生徒だと思い込み、子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見て、およそ1年後にテストを行うと確かに成績が向上していったという内容です。

これはピグマリオン効果と呼ばれて、他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のことを表しています。

根気強く伝え続ける

僕はたくさんの仕事を抱えているため、多くの人に仕事を手伝ってもらっています。
手伝ってくれるのはとても嬉しいのですが、ときどき、僕が「ここはこうしてね」と伝えたことが、うまく伝わっていないと感じることがあります。

先日、同じことを何回も言ったはずの仕事仲間から、「すみません、忘れてました」と返されて、何でできないんだろうと首をかしげることがありました。

そんな時に先ほど紹介した大嶋さんのブログの『深い井戸ほど湧き出る水は清い』という言葉に触れて、僕は自分の未熟さを反省したのです。

仕事仲間ひとりひとりに個性があるのだから、どうやったら伝わるかと考えて、自分の伝え方を変えてみる。
誰もが心の奥深くに清い水を持っていると信じて、根気強く伝えていこうと思いました。