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個を尊重することと属性を観てしまうことのジレンマについて

個性を切り取ってしまうことと、個を尊重したいこととのジレンマについてちょっと前に書いた。

それは例えばジェンダーイクオリティ で、アファーマティブアクション として例えば何かの委員の、あるいは あいちトリエンナーレ2019 での画期的な取り組みだった(これは本当に津田さんのその後に影響を与えた最高の功績の一つだと思ってる、あまりみんな言及しないけど、)参加作家の男女比を50:50にすることについて。

一部で、例えば単純に数さえを揃えれば良いのか? という意見もあったと思う、だけど違うんだ。そのことについて自分のなかで明確に腑に落ちる考え方に辿り着いた。

例えば僕は優れた男性作家を100人、女性作家は10人しか知らないとして、そこから男女を50人ずつ選ぼうとすると、男性作家100人のなかから50人を、女性作家は取り扱得ず知ってる10人と、知らないなかから40人探せばいいのか? という思考の経路に陥り勝ちなんだけど、

そうじゃないんだ。

まず、男性作家を100人知ってるのに対して、女性作家を10人しか知らないのだったら、まず女性作家をもう90人、知るところから始める。そしてそのあと、そこから50人ずつを選ぶ。

そんな単純なことに今さら気づいたのか? と言われるかもしれないけど、そういう、なんというかな? でもそういうことに考え至って、つまり属性の中に飛び込んで個を選ぶという、そういう。とにかく、僕はすごく腑に落ちたんです。

今さらですいません。

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