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「サロンのチカラ」066. 人が辞めない「評価制度」◉設計編◉

評価制度は人材を生かすも、殺すも、いずれにも転ぶ両刃の剣と言えます。
使い方によって、一人ひとりの持ち味を活かし成長を支えることができる一方、
誤った使い方をしてしまうとやる気を削ぎ辞めることにつながることもあります。

「評価」を制度として運用されているサロンはそれほど多くないかも知れません。


一般的に売上や客数、客単価などの数値を通してスタッフさんを見ることは
多いと思います。
特に売上は歩合率と連動しお給料に影響する場合もあります。

このような評価を「数値評価」と言います。



これが評価といえば評価なのですが、
人の辞めない評価か?と考えると他にも良い方法があるように思います。

それは「行動評価」です。

行動評価とは数字に表れない役割や貢献、支援など行動に対してのものです。

あらかじめサロンとして求める行動ひとつ一つを文章化しておき、
各項目に点数をつけます。
点数をつけることで数字となりますので、結果が分かりやすくなります。


行動評価は店長やオーナーなど上司にあたる人が行うのが一般的ですが、360度評価という方法もあります。


360度評価とは、上司にあたる人だけではなく、
同僚や後輩など対象者を取り巻くすべての人から受ける評価制度です。

同僚や後輩からも見てもらうことで、色々な角度から人となりが表れるので公平性を保てます。


最後に評価の点数づけについて注意点です。


売上などの「数値評価」の合計点
数字に表れない「行動評価」の合計点

大きく2種類に分け、
それぞれの合計点を掛け算することが注意点です。

例えば、
数値評価と行動評価、それぞれの満点が50点とすると、
50×50=2,500点で最高点となります。

一方が10、もう一方が40だとしたら合計400点となります。

掛け算にする意味は、
数値評価と行動評価の両方がバランスが良くなければ点数が上がらない点です。

例えば、
一方が0、もう一方が50だとしたら0点となります。

今回は評価を導入するための制度設計についてお話ししました。
次回はどのように運用するかについてお話ししたいと思います。


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