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「サロンのチカラ」061. 人が辞めない「コミュニケーション」◉聴くコミュニケーション編◉
4つに分類したコミュニケーションの最後となる、聴くコミュニケーションについて話を進めましょう。
自分が聞き手となって主体的に働きかけることが、
聴くコミュニケーションです。
聞き手なのに主体的に、
とは矛盾しているようですが、
伝える以上に主体性が求められるのが聞き手だと考えています。
「聴く」という姿勢は受動的ですが、
会話を引っ張るのは聞き手だと考えてはどうでしょうか。
聞き手の態度一つ
聞き手の質問一つ
聞き手のタイミング一つで
会話の流れは良くも悪くもなります。
傾聴する
相槌を打つ
オウム返し
などは聞くスキルとして知られていますが、
これらよりも大切なことがあります。
それは、姿勢(心持ち)です。
「受容」という姿勢(心持ち)。
「受容」とは、その字の如く受け容れることを意味していますが、
言い方を変えると否定しないことです。
質問の答えになっていない…
その考えはおかしいんじゃないか?
そんな思いはみんな、しているし我慢しないと…
などなど
会話のやり取りの中で疑問に感じることがあるかも知れません。
その疑問を完全排除して否定しないことが「受容」です。
その受容の姿勢が、話し手に安心感を与え、話したいことを話せるようにします。
聴くコミュニケーションとは、
受容という姿勢で相手の心を開き、
安心して話して貰う聞き手の姿です。
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