「サロンのチカラ」065.人が辞めない「採用」
目の前にいる人が辞めることを前提に採用することは、ほとんどないと思います。
良い人材、戦力になる、期待できる、と感じるからこそ採用するわけですので、
その時点で辞める時のことを考えないのは当然ですね。
採用を入り口、辞めることを出口に見立てると、
多くの場合は入り口に重点を置きます。
しかし、
人が辞めない採用を考えるならば、出口に重点を置く必要があります。
なぜならば、
本人は採用された時から
辞める時のことを少なからず考えているからです。
又、サロンで定年退職という状況は少ないことから、採用する側も一生勤めて貰うとは考えていません。
ということは、採用する側もされる側も辞めることを考えていると言えます。
では、
何が違うのかというと"時期"です。
採用する側とされる側の大きな違いは、この点です。
採用する側が辞めても良いと思う時期と
採用される側が辞めようと思う時期に
致命的なズレがあるのです。
例えば、
採用する側はスタイリストデビュー、そして幹部へと期待していますが、
採用される側はデビュー後数年勤めたら自分のサロンを持ちたいと考えていたとします。
このズレが致命的なのです。
でも、
辞める時期が予め分かっていたらどうでしょうか?
予め分かっていれば対策が打てるので、
状況は変わります。
時期のズレで起こる問題は、事前に対策が打てないことです。
人が辞めない「採用」とは、
入口ではなく出口である辞めることに重点を置くこと。
辞めることに重点を置くとは、辞める時期を予め知ること。
辞める時期を予め知るとは、事前に対策を打つこと。
事前に対策を打つこととは、辞めない人材を見極めること。
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