「サロンのチカラ」059. 人が辞めない「コミュニケーション」◉深いコミュニケーション編◉
4つに分類されるコミュニケーションの一つ、深いコミュニケーションについてお話しを進めます。
深いコミュニケーションで大切なのが、「共感」です。
共感度が深さに比例するからです。
一般的に共感と言う言葉は、相手が過去にしたことのある経験や感情を自分もしたことがあって、そのことに対して芽生える気持ちとして使われることが多いです。
「その気持ち良く分かるし共感する!」
などは典型的な例です。
実はこれは共感ではなく同感です。
同じ感情を持つことと共感は違うのです。
深いコミュニケーションで大切にする「共感」とは、
相手の心情に自分の心を重ねることを意味します。
少し分かりづらいですね。
詳しく説明します。
相手が話している内容に焦点を当てるのではなくて、
なぜその話しをしているのか?に焦点を当てます。
今この話しをしているのは、何があったからだろうか?
どんな思いで、この話しをしているんだろうか?
話しの内容も大事ですが、何より大切にするのは話し手の心情です。
話し手の心情を中心に置くことで自分の心が相手に重なります。
あたかも相手の中に入り込み、
話している内容を同じ位置、視線で見ているような感覚です。
真っ白いキャンバスに一緒に向き合って、
一つの話しを一緒に描く感覚です。
コミュニケーションを高めようとするがために、
助言や励ましを与えようとしがちですが、
その必要はありません。
話し手が話したいことを話して貰うことが深いコミュニケーション。そのために必要なのが「共感」。
コミュニケーションの質を決めるのは相手
だと言うことを何よりも気をつけないといけません。
相手に響くことをたくさん話せた。
たくさんの気づきを与えられた。
と感じることがもしあったら、
それはあなたにとって深いコミュニケーションであって、
相手にとってはそうではありません。
コミュニケーションの深さは共感度に比例し、
時間の長さには比例しません。
経営業務パートナー
人資産形成の専門家 キャリアコンサルタントの中尾康仁でした。
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