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【チャリティ・イベント・レポ No.26 】『第56回「NHK福祉大相撲」』

昨日(2月10日(土)は、日本伝統のチャリティイベントの最高峰「福祉大相撲」に行ってきました。
これまで、いろいろなチャリティイベントを探して行ってきました。
ネットで「チャリティ」というキーワードで検索していましたが、「福祉相撲」のことはすっかり頭の中から抜け落ちていました。
昨年末のNHK交響楽団のチャリティコンサートに行って、福祉相撲のチラシをもらって、あわててチケットを購入しました。

第56回「NHK福祉大相撲」

2024年2月10日(土曜)に、東京の両国国技館(墨田区)で、第56回「NHK福祉大相撲」を開催します。幕内取組のほか、力士と歌手の「お楽しみ歌くらべ」、相撲の禁じ手などを実演する「初っ切り」など、本場所では見られないプログラムが盛りだくさん。

日時 2024年2月10日(土曜)
   午後1時から午後5時30分までの予定。開場は午後0時10分
会場 両国 国技館
【主な内容】
第一部 太鼓の打ち分け、相撲甚句、幕下優秀力士トーナメント
第二部 ふれ太鼓、初っ切り、
    トークコーナー「あの人にききたい!」(琴の若関)、
    福祉相撲号贈呈式、
    お楽しみ歌くらべ 横綱綱打ち
     「お楽しみ歌くらべ」の出演歌手
     荒井 麻珠、市川 由紀乃、丘 みどり、柏木 由紀(AKB48)、
     水森 かおり(五十音順)
第三部 幕内土俵入り、横綱土俵入り、幕内取組
【入場料】
溜席:10,000円※完売
桝席S(4人桝):34,800円※完売
桝席A(4人桝):30,000円※完売
桝席B(4人桝):26,000円※完売
ペア桝C(2人桝):15,000円※完売
ボックス席(4人席):29,200円※完売
ボックス席(5人席):36,500円※完売
車いす席:6,500円※完売
2階いす席S:4,600円※完売
2階いす席A:4,200円※完売
2階いす席B:2,900円※完売
2階いす席C:1,500円※完売

主催 NHK、NHK厚生文化事業団
後援 公益財団法人 日本相撲協会
協力 日産自動車株式会社


昭和42年から始まった福祉大相撲。
NHKとNHK厚生文化事業団が主催し、日本相撲協会の協力のもと、開催されています。今回で56回目となります。

この催しの純益で、今回は、能登半島地震で被災した石川県の福祉施設に、福祉車両「福祉相撲号」6台を寄贈します。
なお、1台は日産自動車からの寄贈です。
日産、素晴らしい協力ですね。

今回の6台を含んで、累計で333台の寄贈になっています。
イベントの中盤、一番盛り上がる「お楽しみ歌くらべ」の前に、福祉相撲号贈呈式がありました。
普段は寄贈先の福祉施設の方がいらっしゃるようですが、今回は能登半島地震の状況を鑑みて、寄贈先の選定などに関わった全国社会福祉協議会の方が代理で贈呈式に参加していました。
また、力士代表は、石川県穴水町出身の遠藤関が出席していました。

福祉車両の贈呈については、イベントの始まりや終わりの際にもアナウンスでの案内がありました。
チャリティイベントとして、しっかり周知しているのはよいですね。
また、国技館の玄関前には、実際の「福祉相撲号」が展示されていました。
チャリティの結果として、目に見える形で展示されているのは素晴らしいです。

さて、イベントは、福祉大相撲らしく、いろいろと楽しいイベントでした。
だいぶ昔(子どもの頃なので約40年前)、実家がある群馬に相撲の地方巡業があり、行ったことがありましたが、その地方巡業のような楽しさがありました。
さらに、目玉の「お楽しみ歌くらべ」は女性歌手と力士や親方とのデュエットがあったり、それぞれの歌唱があったりで、面白い趣向でした。

こちらの日刊スポーツの記事が写真付きで、イベントの様子が詳しく掲載されています。

他のスポーツ新聞もどうぞ。

また、力士とのトークコーナーは、新大関の琴ノ若関です。

最後の第三部では、幕内土俵入り、横綱土俵入り、幕内取組など、大相撲らしい内容が盛りだくさんでした。

なお、イベントの様子は、2月25日(日)16時30分~NHK総合テレビで放送される予定です。

あと、NHK厚生文化事業団の事業報告書を確認したところ、昨年の福祉大相撲では約3,400人の入場だったそうです。
福祉車両の車両価格をざっくり200~300万円とすると、収益は1000~1500万円(毎年5台贈呈+日産寄贈1台)という感じでしょうか。

また、お楽しみ歌くらべは、NHKで放映されるということで、この辺の製作費はNHK負担だと思います。

日本のチャリティイベントの原型である「勧進相撲」をイメージさせるようなイベントを実際に体験することができ、よかったです。


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