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「ペットロスいつか来る「その日」のために」を読んで

ペットを飼っている人はこの本を読んでおくことをおすすめします。

ただし、注意が必要です。私は自分のペット(チワワ、女の子、4歳)の「その日」のことを考えてしまって、電車の中で涙流しながら読んでました。

コロナ禍で犬や猫を飼う人ってが増えていたそうです。実感として、ペットショップの犬猫の取引価格も2〜3倍くらいに跳ね上がっている印象がありました。

飼育放棄のような残念な話も聞きますが、多くの飼い主が可愛いペットに癒されて幸福な時間を過ごしていると思います。

私もカワイイ愛犬はお世話とか食事とか色々と悩みもありますがすごく大事な存在になっています。

そして、考えておかなくてはいけないのがこの幸せな時間は長くはないということです。

いつかはおそらく自分よりも早く天国に逝ってしまいます。

そして、これから何年か後には非常に多くの人がペットロスに苦しむ可能性があります。

本書は、ペットロスのつらさ、そして、いかに向き合うのかについての著者ご本人のお話や壇蜜さん、上沼恵美子さん、アンケートに回答された人たちの経験談が語られています。

ペットロスが難しいのは、ペットを飼っていない人からは理解を得にくいことがあります。「飼い犬、猫が死んだくらいで」って思われるんじゃないかって思うと誰にも辛い思いを1人で背負い込んでしまうことになります。

本書を読むことで「ペットロス」のことを知っておくことができたのは良かったと思います。

そして、今できることはやっぱり今の時間を大切にすることだと気づかせてくれました。

一緒にいてくれることに感謝して大事に育ててあげたいなと改めて思いました。

飼いたいと思っている人が読むと飼うのをためらうかもと思うかもしれません。

上沼恵美子さんが、面倒な世話があって悲しい別れがあるのに、それでも飼う理由を言っています。

そんな面倒の100倍も1000倍も愛おしいからです。その子がいなければ、得られないものがあるのがいっぱいある、かけがいのない存在だからです。

また、飼い主もある程度高齢になると最後までお世話してあげられないかもしれないということであらためてペットを迎えることができなないというのも切ないですよね。育ててあげる愛情があるのに。。

愛するペットがいる方にぜひ読んでいただきたいです。


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