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あなたのブランドのクライマックスは? ピークエンドの法則-行動経済学の理解と実践16

花火大会では、最後のクライマックスが一番の見せ場です。打ち上げ花火を一気に上げて、もっとも大きな花火は最後に見ることができます。

途中、少し中だるみ的な大人しい花火があったり、遠方からでは見えない仕掛け花火などもありますが、一番最後だけは最も盛り上がります。そして、花火を見た人たちは最後の花火の壮大さに感動します。

この記事は、花火大会でも見られるピークエンドの法則についてです。

ピークエンドの法則とは?

人はある事柄に対して、感情が最も高まった時の印象(ピーク)と一番最後の印象(エンド)とで全体的な印象を評価するというものです。

ことわざでも「終わりよければすべてよし」と言います。最後の締めくくりは重要です。

飲食店でもお客さんにとってのピークとエンドを理解することで「また、この店に来たい」と思うかどうかに関わってきます。

例えば、メインの料理が自慢でそれを目当てに来ているお客さんが多い場合には、もちろんメイン料理(ピーク)で驚きを常に与えることを考えて、最後にお店を出るまで(エンド)のおもてなしが重要です。

ホテルのレストランなどで特別な日(誕生日や記念日)などではケーキを持ってくる特別なタイミングの演出(ピーク)が重要です。

では、製品のピークエンドはどこにあるでしょうか?

アップル製品のピークは?

iPhoneやMacbookを購入するユーザーのピークはどこでしょうか?

おそらく、箱を開けて製品を取り出す瞬間という人が多いと思います。

極論を言えば、そこからは次回の買い替えまでのカウントダウンが始まると言っても言い過ぎではないかもしれません。

アップルは、そのような消費者の心理を理解して、包装にもすごく気を使っているように思います。

製品・サービスの特性によって顧客のピークとエンドもそれぞれ違うことが分かると思います。

まとめ

ピークエンドの法則について説明しました。顧客が自社の製品・サービスのどういったことを期待するのかの顧客理解をすることで、自社のピークとエンド明確にしましょう。そうすることで顧客にどこで感動を与えて、満足してもらうことができるかのヒントとなるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。



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