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「自分の感受性くらい」

いや、もちろん腹減ったとか、美味しい!とか、感情はひとりでにやってきますよそれは。テンションだって、上がったり、下がったり。

言いたいことは、人は結構この気分とやらに引っ張られてるよなと。なんか調子良いなという日は楽しいし、逆だとはぁ〜とため息ばかりになります。人生の豊かさのかなりの部分は、ゴキゲンな時間をいかに増やすかだと、信じてやまない今日このごろです。

さ、ら、に!人は気分に引きずられた結果、ふるまいや行動が変わるから、元気に挨拶したり、破壊力全開の笑顔で愛を与えまくったりする超ギバーな時はサイコウ!!あなたに会えて良かった。

逆に落ちてるとどんよりしていて、不機嫌を巻き散らかす超テイカーな時もあるよね。周りは巻き込まれ事故にあうわけです。

ゆえに!大人になって気づいたことは、感情の安定感っていうのは、結構大切な要素だということです。それこそ、気分で仕事のパフォーマンスは変わるし(人によっては出社しないこともww)、マジで不安定な人と一緒にいるのキツイ。。

とりわけ、朝や!誰とどんな会話をするのかで、1日の質が変わるよね。だから周囲に気持ちの安定した人がいることは幸せの近道です。

だからこそ!素敵なオトナは、自分の感情の安定に責任を持つ必要があります。

「いやいや、そう言われても、どないしたらええんや!」そんなあなたに、これ置いときます。
茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」


自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


なお、これは茨木さんが48歳のときに発表されたもの。今の自分と同い年。これ見て自分の気持に責任持つ気持ちがバク上がったものです。

日々トレーニング!

※ちなみに、ヘッダーの金魚は、大好きな作家さんかつ感受性のカタマリみたいな友人である色英一さんの作品です。料理もサイコー!


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