同期・竹内元太二冠の時代が来たことを見ながら

今し方、私が所属する競技麻雀団体・最高位戦日本プロ麻雀協会のタイトル戦「新輝戦」の決勝戦があり、
私の同期・竹内元太が見事に優勝。
彼は前日の最高位決定戦を連覇し、連日のタイトル制覇。

素晴らしい。本当に見事。

すっかり差がついてしまった…なんてことは何年も前から思っているので、
(そもそも努力は圧倒的に彼の方がしている)
彼の偉業をただただ讃えたいと思います。

そうしみじみと思いつつ、ひとつご報告。

先日、札幌の実家に帰省をしてきました。
このタイミングで?と思う方もいると思いますが、
そもそも繁忙期に帰ることが僕はまずありません。高い飛行機代なんて払う気が無い。

帰省で実家の親と、「佐々木家の今後」について話してきました。
詳細はネットに書くべきことではありませんが、
「親父が普通の生活をできなくなったら実家に帰る」という腹を決めなければならなくなりました。

親父も結構な歳で、ありがたいことにまだ元気ですが、いつ何が起こるかわかりません。
来年・再来年かもしれないし、10年以上先かもしれませんが、
そのときが来たら実家に帰る、ということを親と交わしてきました。

22年半前、希望を持って…というよりは「生きる道を探しに」上京しました。
あんな(まともに考えたら)あてのない状況でよくここまできたあぁと思います。

ですが、「東京で安定した居を構え、嫁を娶る」ということができず、
(何年先かわからないけど)地元に帰る、というレールが目の前に敷かれました。
ここから外れることはよほどの事態にならないかぎりあり得ないと思います。
東京に家を持って家族も呼び寄せられたら…なんてことも現実的ではなくて。

まあ、それでも実家に帰る時期が来るまでは今まで通りのことをしていきます。
麻雀業もクイズ業も、その他のことも。
むしろ、今まで以上になるかもしれません。やり残したことが無いように、というよりも、地元に戻っても繋がるように。

ただひとつですが、最高位戦のリーグ戦は休場する方針です。
一度はB2に届いたもののあっという間にC3へ急降下、
そこから今年後期でC2に戻ることができ、
「もう一度B2へ」とモチベーションはとてもあがっていたのですが、
「何年東京にいられるかわからない」状況でリーグ戦に出ることは、
自分のモチベーションの維持も難しいと思います。
というか、既にもうそんな感じになっています。

麻雀プロになったことでできたことがいっぱいありますし、
タイトル戦にも色々と出たいですし、
今やっている「ロンオブ」を始めとしたイベントの運営などもしていきたいです。
それもあり、最高位戦に籍を残しますが、
リーグ戦は一段落とするつもりです。

ただ、地元・札幌には北海道リーグがあります。
戻ることになったら、可能ならば出たいと考えています。
30半ばになって最高位戦に入り、40半ばの今でも若い方と本気で闘いあうことができた
「麻雀」という素晴らしい場所からは、たぶん離れられないでしょう。
そもそも、麻雀以前からたしなんでいたクイズも「人との闘い」を楽しんでいて、
それが自分にとってのよりどころなのかもしれません。

…まあ、本当にいつになるかわかりませんが、もうしばらく東京での人生を存分に満喫したいと思います。
必死に頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

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