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「麻雀クイズ2024」(近代麻雀2024年2月付録)を振り返る①

早速ですが1問。
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麻雀牌の赤牌には識別をしやすくする印が
つけられているものが多くあります。
2020年に刊行された多井隆晴プロの戦術書
『必勝!麻雀実戦対局問題集』
の表紙に出てくる赤牌にはどんな印がつけられていた?
(「麻雀クイズ2024」Q1)
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クイズ界隈で名の通る方が最近、最高位戦を受験され研修合格となったニュースが入った。
もちろん、クイズ業・麻雀業の両方に足を突っ込んだ身としてとてもありがたい話である。こうして名の通る方が入ってくださるのだから。

ただ、その一方で、自分が「二刀流」なんてご立派なことではないものの、クイズ業でそれなりに尽力し、麻雀プロも10年以上続けたものとして埋もれるわけにはいかない、という思いがまた沸いてくる。

そんなわけで、手応えもなくしばらくぶん投げていたnoteをまた動かしてみる。
しばらくは、昨年12月末に発売された竹書房「近代麻雀2024年2月号」で私が問題作成を手がけた付録「麻雀クイズ2024」の掲載問題などについて、つらつらっと書いていきたい。

というわけでこの問題。今回のクイズ作成のお仕事をいただいたときに真っ先に浮かんだ新作問題がこれだった。だから問題リストの最初に載せたらそのまま第1問になっていた。
多井プロのこの本が上梓されたとき、表紙の赤五筒についた印を見てものすごい衝撃が走った。

「この牌、一度だけ見たことある!」

最高位戦に入ったばかりの頃だから2013年か。知人の誘いを受け麻雀イベントに参加させてもらったときのこと。江戸川橋のセット雀荘で赤牌にこの印がついたものを見て「こんな印もあるんだ」と印象に残っていた。
そしてそれ以降、一度も見た記憶がない。

「麻雀クイズ2024」の問題を作るにあたり、全問題に必ず解説をつけることを課していた。そこで調べると、やはりというかかなり古い全自動卓の麻雀牌にこの印の赤牌があったことを突き止める。
そして、よくこの牌が表紙撮影のときにあったものだと。
たしか本が出た当時、どなたかにこの牌どこにあったんですかって聞いた記憶がある。東川さんだったかな。

クイズを長年していると、クイズのために覚えたつもりもなく一度通り過ぎたような記憶が、こうしたときに鮮烈に蘇ることがあったりする。不思議なものだと。

というわけで正解は「スマイルマーク」でした。ではまた。


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