1万人以上の子供を教育現場で見て、伸びる子供の家庭環境、子育て

僕は、多くの子供たちを幸いなことに指導してきた経験がある。

学生の頃からスポーツ教室のコーチやイベントで指導

スポーツ選手の頃も選手活動と並行して、子供にスポーツの魅力を伝えてきた。

引退後は、教育機関で多くの子供たちを見てきた。その中で共通して、学力や生きる力が身についている子供には共通点があることに気がついた。

まず前提として、子供の成長は短期的には形成されないということ。幼少期の環境や学習体験の積み重ねが結果や行動で見えてくるのは子供が10歳までの成長過程であるということを理解しておく必要がある。

多くの教育指導の書籍でも10歳までの子育てが人格形成や今後の習慣を作る上でとても大切だといわれてきている。

これから話すことは、僕が実際に約10年という時間をかけて、多くの子供を見てきて実際に伸びる子の特徴やどんな家庭環境を過ごしていたのか。そして、多くの親とのヒヤリングによって、子育てをする上で是非とも知っていてほしいことを伝えていこうと思います。

現在の社会では、まず共働きというスタイルをとって子育てをしている家庭が多いのではないでしょうか?

出産後にすぐに復帰をして子供を保育園に預けるといった形です。人によって、すぐに仕事をしないといけない状況があったりするからかもしれません。

子供には発達段階があります。その最初の年齢が3歳です。この3歳までに親の愛情(スキンシップや言葉がけ等)を十分に与えることです。この愛情が不足している子は高い確率で小学校年代になると問題を抱えるケースが高くなります。

愛情をたくさん受けてきた子供は、落ち着いて学習と向き合い、様々なことに挑戦してみようとする心の土台が作られています。この心や態度があると、学習も継続でき、また新たな体験も増やしていく事ができます。このスパイラルを築くことで、当然ながら子供の学力や生きる力は成長していきます。

小学校年代で伸びる子供の特徴として、幼い頃にしっかり目を向けて、愛情を十分にかけ教育をしてきたご家庭です。特に、本の読み聞かせや英語のリスニングなどを習慣として取り組んできた子供は言語能力が高い傾向にあります。

子供が7歳から10歳までの年齢でも、コミュニケーションを多くとり、進捗状況や子供の学習や生活の様子をしっかり見ていく。忙しいからといって、子供任せにしていない。また、第三者(習い事や塾)に任せて、親が関心をもたずにやらせている。この年齢は親の言う事が入りやすい最後の時間かもしれません。

10歳を超えると自我が確率していき、これまでの学習や生活習慣を変えるのがとても難しくなってきます。

現場で多くの保護者の悩みをこの10歳の境目に達した段階で聞いてきました。

学校の学習が理解できていない、規則正しい生活ができず、体調管理が難しくなってきているなど・・

様々な問題がこの10歳という年齢の前後に出てきます。冒頭でも書いたように、この問題は、直近だけの出来事が原因ではなく幼少期の積み重ねが原因です。

困ってる保護者の話を聞いていて私が素直に思うのは、遅いです。なぜ、もっと子供のことに関心をもち、関わる姿勢をもち、一緒に問題を解決する努力をしなかったのか?

人は問題が起きて、物事を考えます。事前に準備する事、やるべきことは多くあります。こういったことに1つ1つ目を向け、親は子供と向き合う姿勢が重要だと思います。子供は周りの大人ことをよく見ています。誰よりもわかっている気がします。

私が教育現場で見てきた伸びる子供の共通項や幼少期の家庭環境を伝えていきます。きっとこれから、書いていくことは、私の実体験から感じるものなので読者の方の子育てにも参考に必ずなると思います。このことを知っているだけで、今後が変わることも少なくないと思います。

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