26.中国のニューウェーブロック = 新裤子

昨夜、弾き語りイベントでご一緒した中国人から教えてもらった。新裤子というのはNEW PANTSという意味だそう。なかなか良い曲。他も聞いてみたらクオリティが高い。

正直、中国のロックバンド(に限らず音楽シーン)はあまり面白くない。黒豹とか唐朝とかも正直そこまで、、、だし、なんというか歴史や人口の割には突き抜けるバンドがいない。中国映画はだんだん面白くなってきているようだけれど、音楽はまだまだ。王菲(フェイ・ウォン)とか、独自の世界観や旋律(中華的哀愁のメロディーとでも言うべきか)はあるんだけど、プロダクションとかアレンジとかがまだまだな感じ。自国の文化を踏まえて新しい打ち出し方、世界に開けた魅力みたいなものをポテンシャルとしては持っていると思うのだけれど。いずれにせよ中国の音楽シーンはまだまだ模索中の印象。やっぱり文化大革命の影響は大きいのかなぁ。

アジア圏だとやはり音楽的に一番面白いのはインド。層も厚いしめちゃくちゃ歌がうまい人がゴロゴロいる。伝統楽器(シタールとかタブラとか)もすごいし。音楽が日常に溶け込んでいるからね。次は日本か韓国だろうな。タイもまぁまぁ面白い。新世代は出てきているし。

人口のわりに中国はそこまで面白いアーティストがいない印象。ロックとかアートはどうしても表現が入るし、そこには思想も入るから検閲されやすいんだろう。ソ連時代のロシアも(アンダーグラウンドで活動していたバンドはいたが)そこまでロックとしてみると面白い音楽は出ていない。中国はまだまだこれからというところか。その中で一つ注目していきたいバンド。

この後、中国ロックをいろいろ調べてみたらいろいろなバンドが見つかったので記事にしてみた。特に内モンゴル自治区は熱い。

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