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COSA NOSTRA Vol.10(マイライト、COCOBAT、redmammothm、THE OGIKIZ、SPANAM)@GARRET UDAGAWA/2022.7.23

ライブレポ。今週末はこちらのイベントに行ってきました。

フライヤー

マイライト主宰で、5バンドが参加したCOSA NOSTRAというイベント。場所は渋谷、宇田川ガレット。渋谷サイクロンの別館的なライブハウスです。COCOBAT以外はすべて初見のバンド達。どんな音か楽しみです。

spanam

1バンド目はspanam。ベテランのようで演奏が安定。音はスラッジメタル(ストーナー+ハードコア)な感じでした。かなりいいバンド。激走するところはジャパニーズハードコア(UKやUSに比べるとテンポが性急で展開が速い印象)の特色を持ちつつ、ストーナー的な酩酊感が差しはさまれるのが特徴。

MVがありました。この曲は歌詞が日本語。歌詞は日本語と英語が混じっていたような気がします。あまりはっきり言葉が聞こえるタイプではなかったので全部日本語かもしれませんが。

この曲はライブでも印象に残りました。まさにスラッジなヴァースを経て、解放感があるメロディアスなパート、そしてハードコアパートへの移行と展開が凝った曲。ただ、それらが分離しておらずきちんと一つの世界観にまとまっています。また観たくなるいいバンドでした。


THE OGIKIZ

2組目はTHE OGIKIZ。今日の出演バンドの中では一番若手の様子。ビジュアルが全員キャラ立ち(ドレッドでNuMetalな感じのボーカル、ハードコアな感じ且つハーフと思われるベース、魔術師みたいにシューゲイズなギター、他の3人に比べるとあんまり目立たないドラム)していて、音はものすごくミクスチャー。ヒップホップ、ハードコア、J-POP、妙にダサいリズム(盆踊り的?)、サーフ(ギターの音)、ストーナーなどいろいろなものをゴタ混ぜにぶち込んでいる感じで面白かった。ライブ後に見かけたらギターがSLEEP(USのストーナーバンド)のTシャツ着ていたような…別人かな。まぁ、ストーナーの影響もありました。

他が全部ベテランバンドだったので正直ライブ経験の差は感じましたが、曲の面白さはピカイチ。曲展開の先がまったく読めないし、どの曲も予想外でありながら面白いフックがある。アルバムを聴いてみたくなりました。8月1日にアルバムリリース予定、だそう。アルバムからの先行リリースMVがありました。

このアルバムにも収録される「牛若丸」は面白い曲だった。ナゴムとハウリングブルを混ぜたような不思議なバンド。mizuirono_inuみたいなヤケクソな衝動、ごちゃまぜの感覚もあり気に入りました。


redmammoth

3組目はredmammoth。大阪から来た青春パンクバンド。ボーカルの顔が濃い。

ボーカル以外はロカビリーな恰好をしており、音像的にもロカビリーが入った青春パンクみたいな感じ。ボーカルの声が野太くてイメージ通り。MCもこなれていて安定の存在感でした。面白いバンド。ドキュメンタリーとライブビデオがありました。

ライブやってCD売って食ってるわけじゃなく、ライブのために仕事してるんで」。いい言葉。


COCOBAT

4組目はCOCOBAT。久々のEPリリースをしたもののいつもと変わらず、MCなしの鬼気迫るライブ。今日も切れ味は抜群で、クランチギターとバキバキしたスラップベースに直情的なボーカルが乗る。ドラムもタイトでとにかくグルーヴ感が凄い。いつ聞いても独特の「COCOBATサウンド」を確立しています。

久々の新作、「Devil’s Rondo」から新曲「Discipline」のMVがありました。独特の切れ味鋭いカミソリグルーヴを堪能できます。

各所で売り切れだった7インチEPが数枚残っていたようで、会場で無事ゲット。

「Devil's Rondo」EP



マイライト

本日のトリとなる5組目はイベント主宰であるマイライト。こちらもロカビリー色の強いパンクといった趣のバンド。ボーカルのダンスがキレキレ。

MV等は作っていないようでライブ映像しか見当たらず。独自の世界観があって面白いバンドでした。


最後に、イベントの様子をダイジェストでまとめた映像がYouTubeに上がっていました。映像アーカイブ凄い。

やっぱりライブハウスはいいですね。エネルギーをもらえた一夜でした。

それでは良いミュージックライフを。


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