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SHIBUYA CYCLONE pre.69DAY -2nd season- 2021.6.6

今日は一足先に69(ROCK)の日イベント、渋谷CYCLONEにて。出演バンドは五組でした。

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16:15 END ALL
17:00 爆裂女子
17:45 CRUNK
18:30 好き好きロンちゃん
19:15 COCOBAT

ということで、各バンドの一言メモ。まずはEND ALL

何気にライブを観るのが3回目。今まで見た中で一番良かったです。あまり酔っぱらってない方がタイトなのかも。今日は基本的に客席は素面だし、バンドもあまり飲んでいない(多少は飲んでいた)。酔っぱらって勢いで聞かせるバンドだと思いますが、モッシュもダイブも酒もなしという特殊な環境の中でのライブで、過去イチ演奏がタイトでした。かっこよさがダイレクトに出るなぁと。

このバンドの特長は「ヘドバンしやすい」。とにかくメタラーにとって気持ちいいビートをずっと鳴らしている。そういう勢い、心地よいリズム感が強みですよね。80年代のジャーマンスラッシュみたいな感じ。

......え? Wacken(ドイツで行われる世界最大規模のメタルフェス)出てるの? マジで? すげぇ!!

■転換■

続いて爆裂女子

1曲目、聞き覚えがあるなぁと思ったら爆裂都市(石井聰亙監督 1982)の主題歌「セル・ナンバー8」。ああ、ここから「爆裂」を取ったのかなと理解。その後はパンキッシュな歌い方でアイドルソングが続きます。ディストーションギターは装飾音として入っているけれど、リズムは基本的にEDM的な四つ打ち。ハードコアやメタルとはリズム(=つまりノリ)が違う。でも今のアイドルってパンキッシュですよね。あまり聞かないジャンルだけれど、こういう流れはBiSHからスタートしたんだろうか。他にはZocとかも想起します。Sex Pistolsを見たイギリスの若者がこぞってライブを始めた(「かっこいい!」と「自分でもできそう!」の両方があった)らしいですが、今そういう衝動を与えるのは案外アイドルなのかも。初期衝動というか学生演劇というか。とにかく全力感はありました。

■転換■

3組目、CRUNK

初見のバンドでしたが良かった。どの曲も短くてオールドスタイルのハードコアという感じ。ハードコアの肝って音だと思うんですよね。音そのものがフレッシュな感じで良かった。ボーカルが女性ながらほぼ女声感なし。完全なスクリーム。一曲一曲も短いし、かっこよかった。なお、最後にやった曲が「うどんサワー! うどんサワー!」って聞こえたんだけど、なんて歌っていたのだろう。「ウーロンサワー!」だろうか。そんなSex Machinguns的な歌詞だったらファンになりそうですが多分空耳でしょう。

余談ですがこのバンドは手書きのフライヤーを配布していました。こういうのいいですよね。ライブハウスの王道感があるけれど最近あんまりもらわなくなったなぁ。ちょっとほっこり。

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bandcampにありました。曲名は「Paralyze」。繰り返されるフレーズが「うどんサワー! うどんサワー!」に聞こえます。たぶん違うね笑。

■転換■

さて、4組目は好き好きロンちゃん。世を忍ぶ仮の姿はBRAHMANのドラマー、RONZI。どこをどうしてこうなった。

「写真はいいけど動画はダメね。俺って出オチに近いから、動画でネタバレするとこれからできなくなるのよ笑」とのことなので、写真だけ。

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COCOBATのVo、HIDEKIが飛び入り参加して放送禁止な歌を一緒に歌っていきました。

一言で言うと「完成された宴会芸」。これ、もともと打ち上げのネタとかだったんじゃないかなぁ。あまりにウケたから一般公開してみよう、みたいなスタートなんじゃないだろうか。いろんなイベントに出ているようですが、対バンが芸人だったりするのでそういう枠として扱われている様子。こういうソロ活動はバンド活動のトラブルにならなくて良さそうですね。ほら、バンドで誰かがソロをやると「バンドとソロとどっちが大事」みたいな話になるじゃないですか。さすがに「好き好きロンちゃんをメインでやろう」とはならないだろ、と他のメンバーが悟るというソロ活動の鑑。

…...と適当なことだけ書いて終わるのも失礼なので調べてみました。昔から弾き語りは趣味でやっていたようですが、本格的にやり始めたのは東日本震災で人々を元気づける、笑ってもらうための活動という一面もあったようですね。アルバムを出したのもコロナ禍の中で笑いを届けたいから、だとか。

ロンちゃんは、東日本大震災があった後で東北の皆さんに楽しんでもらおうというイメージでずっとやってたんです。今回はコロナ禍で、でも音楽を届けたいってところからアルバムを出そうってことになったんです

確かに元気が出るステージでした。音楽の力って、「息抜き」ができる事なんじゃないかな。息が抜けなければ、力みすぎて疲れ果ててしまいます。

脱力。

■転換■

かなりバラエティ豊かなイベント、トリを飾るのはCOCOBAT。MCも無く、ソリッドで研ぎ澄まされたライブが身上ですが、今回はバラエティ豊かなイベントということもあってか(このバンドにしては)やや遊び心があるライブ。途中、ロンちゃんも飛び入り参加してBRAHMANの曲をカバーするサプライズあり。

いつも通り切れ味の鋭いタイトな演奏で完成度の高いライブでした。フルバージョンはこちら。

終演後、物販でレコードGet。やったぜ。

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やはりライブは良いですね。それでは良いミュージックライフを。

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