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【2022――これから10年、活躍できる人の条件】(著:神田昌典)を読んで

この本からのアクションプラン
【10年後をイメージする】

ここまで2冊連続で「これからの時代の働き方」的な本を読んだので、似た系譜の本を読もうと思いました。
「これから10年」とタイトルにあったので読んでみたところ、2012年という9年前の本でした。
が、当時に予想した未来はどんなものだったのだろう、と思い読み進めました。

1、歴史サイクル

この本によれば70年の歴史サイクルがあるとの事。
70年前(※2012年から70年前)は戦後時代。
140年前は明治維新。
そして今。

その70年の中には「志・能・公・商」の時代がある。

 志→何もないところから価値を創る。志が高い。
 能→創られたものを広げる。実務能力が高い。
 公→企業や商品をより良くする。管理に優れている。
 商→ビジネスが最高度に発揮される。硬直した産業構造を壊していく。

本書では2015年から新しい時代が始まる、と記載されていました。
現実には2020年に新型コロナウィルスにより世界が一変しましたね…。

2、新しい価値観の創造

・ライフサイクル末期で重要なことは、古き価値観を手放し、
 新しき価値観を創造する
・多様な人々が触発し合う場を創り、いままでにない価値を
 創造する能力が求められている

先に読んだ2冊にも同様な事が書かれていました。
そして、具体的にやるべき事として3つ示されています。

 1、まず海外留学。まず英語、そして中国語
 2、ボランティア体験
 3、優秀な人材が集まる場所の空気を吸え

特に心に響いたのはボランティア。以下の説明がありました。

・君が被災地に行ったところで、何も変わらない。だが、君は大きく変わる。
・ボランティアは、新しい世界の扉を開くパワースポットだ。

自分を大きく変えれるパワースポット。
これまで以上にボランティアに参加しようと思いました。

3、「現実を見ろ」というアドバイスは、聞くな

自分の好きな考え方です。
また、より詳しく言語化して下記のように書かれていました。

現実は、ものの見方で変わってしまう。
過去からの延長で現在をとらえているか、
未来のあるべき姿からの逆算で、現在をとらえているかで、違う。

なるほど。
過去からの延長での現実は見ても価値はない。
未来からの逆算で現実を見て変化していきたいです。

歴史の転換点では、過去からの延長線上に、夢は描けないのである。

このような考え方も、先の2冊とつながりますね。

4、10年後を考える

10年後、あなたは、どんな自分になっているのか?
誰をハッピーにしているのか?
そのとき、日本はどのように輝いているのか?

本書の最後に、作者からそんな問いかけがありました。
私としてはそんな先の事は考えないんですけどね。
ここまで変化の激しい時代に5年後だって分かりはしない。

だけど、せっかく本書を読んだので、少しはイメージしてみようと思います。
そうする事で、自分の芯になる考えが浮かんでくるかもしれません。

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