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苦しかったときの話をしようか

本書からのアクションプラン
【「内容が10割」:伝え方は内容があって初めて価値を持つ、と心得る】
【仕事では WHO(誰に)、WHAT(何を)、HOW(どうやって)をデザインする】

「生まれてきてくれてありがとう!」
本書本文最後の言葉。著者である森岡さんの、まさに親から子への愛に溢れた本書にふさわしい締めくくりだ。
もともと森岡さんの「娘宛に書かれた本」というのは知っていたが、本当にそのまんまだった。

タイトル回収もわりと終盤で、会社生活2年目やアメリカ時代に自分の存在価値を見失いかけた時の話になる。
このような場面を自分も会社生活の中で見てきたし、自分自身が追い詰められた時もあった。そんな時は本当に今の職場から離れて海外(ヨーロッパやインド)に行きたいと思ったものだ。実際、社内の英語研修やAEONに通ったりもしていた。
本書内ではそんな時は「きっと何とかなる」ことを覚えておいて欲しい、としている。実際、自分は海外に行くこともなく職場も変わらずその日々を過ごしたし、今ではこのように本を読む人になっている。
今も仕事で苦しいことも多いが、やはり自分の強みや好きなことを活かして何とかなるよう生きている。

森岡さんの幼少期にも少し触れられており、周りとは違って社会性のない外れ値にいたとのこと。これには少し驚いた。USJを再建した人という認識はあったのでとても優秀な人だと思っていたが、周囲からそう言われていたのだ。
このエピソードは少し共感する。自分も昔から「お前みたいなやつは見たことがない」とよく言われていた。都度「だから何?」とは思ったものの、精神が削られたのは事実だ。
とはいえ、自分自身も「外れ値にいる」と認識しているし、だからこそ(誇張表現ではあるが)誰も見向きもしなかった自社の企業スポーツの価値を訴え続けている。
いかんせん「周囲と同じ」にまったく価値を見出せないのだ。森岡さんと比べるのはおこがましいかと思うが、そのような方と似た属性なのは嬉しい。

最後に。
本書を知ったきっかけはyoutubeから。確かサラタメさんだったと思います。これまた出会ってから読むまでに数年かかりました。。。


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