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アルバム制作に向けてメモ的な事とか思った事とか、日々日常で感じた事とか独り言を書き留め…

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アルバム制作に向けてメモ的な事とか思った事とか、日々日常で感じた事とか独り言を書き留めておこうかと。気が向いた時に気が向いた内容を書きます。 https://linktr.ee/_Yasu.M

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感情の消えた夜 境界線 Ⅰ

灯りが眩しくなり出す夕暮れ。 少し肌寒い夏の終わり「ずっとあなたを私だけの永遠にしたかった」そんな風に彼へ伝えた夜、全ての終わりは始まる。 大学を卒業した私は特別不自由な生活を送るわけでも、特別恵まれた生活を送るわけでもく、子供と大人の境界線を行き来しながら、社会という特殊な国へ旅立つ準備をしていた。 その頃の私は友達もそれなりに居たし、どちらかと言えばいつも誰かと遊びに行っていたのだけれど、何をしても誰と過ごしても満たされなくて。 誰かが口にした厳しさや誰かが手にした

    • 胸座DEMO 配信開始!

      お元気でしょうか? この度は僕が加入しているバンド「胸座」の初EP 「胸座DEMO」が配信開始いたしました! 獄道系阿弥陀如来癒着型ロックバンド 胸座(Munagura) ファーストデモEP 「胸座DEMO」令和六年四月二十四日リリース! 狂災ベーシストTOKUYUKI 獄災ギターボーカル YASU MUTO 天災ドラマー DAISUKE 奇災アートワーク KAI TAKEDA 爆災サウンドエンジニア TTST いくつもの刻を越えた有象無象が奏でる百鬼夜

      • あなたを心の底から掬って誰よりも一番に考える人などあなた以外、他にいない。大切な存在や隣他人に求めるべきものではない。 つまり個は孤独のまま。何かの一部としての個の利用価値が生まれるまでは。そんな風に感じる事もあるだろう。 アイデンティティクライシス

        • 謹賀新年

          本年もどうぞよろしくお願いします。 今年はバンドの音源やらぼちぼち作って制作活動とライブ活動したいです。 積もるところも色々あるんですけど、それらはまた後日に。 それではまた。 宇宙が世界に溶ける瞬間。 自分が誰かに溶ける瞬間。 全てを得て全てを失う瞬間。 命のとり過ぎは毒。花や木も。 (メモ)※志村けん 、タモリ、たけし、サンドイッチマン雲から空を渡って書店の半分までバケツの絵の具が形を保てるために。黄昏の街、水辺に浮く蕾

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        感情の消えた夜 境界線 Ⅰ

        マガジン

        • 川のほとりに誘われ(いざなわれ)
          2本
        • 感情の消えた夜
          8本

        記事

          浮世の太平

          木々の囀り、鳥の鳴き声が広がる丘の上の古い家。 スキンヘッドの黒服が、ガンくれながら一家の批判と、知人の悪評をひたすら声を荒げ捲し立てるのだけれど、いまいち何を伝えたいかわからないので、一旦小指を掴み椅子に座らせ話を聞くことにした。よくよく問いただしてみるとその者は入社希望の男だった。 我々は代々この土地で夜の秩序保ち混沌とした平和を守ってきた一族だ。 結果我々は採用し暫く共に同じ屋根の下、この場を仕切り時を過ごした。 しかし、暫く日が経った頃、地下室の奥に代々開けるな

          川のほとりに誘われ 第ニ話

          朝の占いが当たった試しはない。 自営業を営む両親の仕事が終わるのを待ちながら、一人空想に空想を重ね味気ない現実に色味をつけ風船のように膨らませながら幼少期は平穏で細やかながら温かい家庭で育ったと思う。 帰りが遅い日は机に夕食が置いてあって小さなテントのようなものが載せてあったのが懐かしい。 俺は一人っ子だったけれど、家のすぐ近くに両親のお店はあったし、近所の商店の人達はみんな顔見知りだったから寂しい思いをした事がなかった。 街を歩けばおじさんおばさん、お年寄りは大体友達

          川のほとりに誘われ 第ニ話

          生きるということ

          初めましての方もそうでない方もこんばんは。 十人十色と言いますように、様々な価値観や概念を抱き生きている事と思います。 時に確信を持ったり迷ったり。意志や価値観というものは流動的で状況や環境に応じて変わったりする。 そんな中でも恐らく変わらないであろうという概念を持っていたり持っていなかったり。 あなたは生きるという事、または成長するという事をどう捉えているでしょうか。 事柄自体の本質や流れはほぼ大きくは変わらないというのに、ほとんどの人が別々の感覚を持っている事柄の一

          生きるということ

          川のほとりに誘われ 第一話

          嫌な予感はいつも当たる。 その日も空は一面に雲が分厚く広がっていた。味も色もない水のような日常に前触れもなく一滴の墨汁は落とされる。 俺は仕事の帰り、一日の疲れを洗い流す様に広いけれど人通りが多くない川沿いの道を歩くのが日課だった。 その日は気になる本があって本屋に寄ったものだからいつもより少し遅い時間だった気がする。 休日になると家族連れや若い連中が階段を降りて川と触れ合い遊ぶことの出来る広場の様な場所があって、少し空から目を下ろした瞬間その川沿いにコンビニで売ってい

          川のほとりに誘われ 第一話

          妬み恨み羨み愛し尊む 遠過ぎて手が届かなかったり眩し過ぎて目が霞んだり 膨大すぎて喉を通らなかったり繊細すぎて抱き寄せられなかったり 見分け聞き分けるのが容易ではなく数え切れない程色とりどりで それでも僕たちは時に逃げて向き合う。 胸の奥から溢れる想いを握りしめて。 おはよう二月

          妬み恨み羨み愛し尊む 遠過ぎて手が届かなかったり眩し過ぎて目が霞んだり 膨大すぎて喉を通らなかったり繊細すぎて抱き寄せられなかったり 見分け聞き分けるのが容易ではなく数え切れない程色とりどりで それでも僕たちは時に逃げて向き合う。 胸の奥から溢れる想いを握りしめて。 おはよう二月

          冬の終わり。おはよう夜の街。 根を張り幹を太くして葉を広げ華を咲かせ終えた樹々たちが大きく枝を広げて踊り出し、つられた大地や空達も大きく揺らいで風を起こしてゆく。 そう私達の免疫達もつられて暴走するのさ。舞踊る光の中で。

          冬の終わり。おはよう夜の街。 根を張り幹を太くして葉を広げ華を咲かせ終えた樹々たちが大きく枝を広げて踊り出し、つられた大地や空達も大きく揺らいで風を起こしてゆく。 そう私達の免疫達もつられて暴走するのさ。舞踊る光の中で。

          宇宙から降りてくる触れたら燃えたり溶かされる謎の光と熱に怯える中、人類の存続をかけて拳を上げた事すらない親友が道場のマットに体を打ちつけ自分にできる事を必死で見付けようと鍛えている姿を見て心痛みながらも僕も頑張ろうって一緒に組手とかしたら以外に強くて痛いおはよう。寝違えた夢か

          宇宙から降りてくる触れたら燃えたり溶かされる謎の光と熱に怯える中、人類の存続をかけて拳を上げた事すらない親友が道場のマットに体を打ちつけ自分にできる事を必死で見付けようと鍛えている姿を見て心痛みながらも僕も頑張ろうって一緒に組手とかしたら以外に強くて痛いおはよう。寝違えた夢か

          久々に実家で1人留守番しながら床に転がっている。住んだ事はないけれど。どんなにしょうもない昨日だろうとどんなに救いのない明日だろうと、僕たちは噛み締めてしっかり味わっていかなくちゃ勿体ない。電球間引いて節電してる天井見ると二人の真面目さを感じるしもっと大事にしようって思うな。色々

          久々に実家で1人留守番しながら床に転がっている。住んだ事はないけれど。どんなにしょうもない昨日だろうとどんなに救いのない明日だろうと、僕たちは噛み締めてしっかり味わっていかなくちゃ勿体ない。電球間引いて節電してる天井見ると二人の真面目さを感じるしもっと大事にしようって思うな。色々

          循環

          世界の始まりと終わりの経過。 僕達は大きな光、風、水の流れの一部で欲望と抑制、本能と理性に揺られながら生かされている。 一つの炎が燃え尽き新しい灯火がつく時、この景色はどう変わっているのだろうか。 呑み込み呑まれ。 巡り巡る道中で。

          花束を

          ごきげんよう。いかがお過ごしですか。 今年は自分自身の何かを作り上げる事はできなかったのだけれど、人生の中で一番沢山の様々なライブやイベントに足を運べたし、未体験の事を経験できました。 旅行も全くしてこなかったのに今では毎月新幹線に乗って東京を離れている。 きっと来年も予想通りではない今を踏んで歩むのだろう。 今まで自分の意思や、らしさとかに執着していたところがあったけれど、嵐の様な世界や他者の風に吹かれて飛ばされ流され生きるのも悪くないなと思った一年だった。 きっとそれ

          私たちの所業

          不自然な日常に異常な常識。そういったものに僕達は慣れきってしまう。 今、そしてこの先の未来を生きる事と生きる者が何より大切であり、それらを活かし守るには我々が過去と現状に向き合い未来に繋げてゆく必要があると思う。 全ての人が全ての事柄を把握するのは困難であるけれど、一人一人が向き合えるものを大切にし共有できるものはし合い、足を掬い合うのではなく手を取り合えたら少しは僕らが出会う事の出来ない人々が生きる道も歩みやすくなるだろう。そして今一度少しでいい、先人を知り今立っているこの

          葉が落ちて木が枯れて土に返り若葉が芽吹いて季節が変わる。 瞳に映る全ては終着点ではない何か。

          葉が落ちて木が枯れて土に返り若葉が芽吹いて季節が変わる。 瞳に映る全ては終着点ではない何か。