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「ウケない」存在感~高木ブーさんのインタビューから学ぶこと。

高木ブー「ウケないことに僕の存在意義があった」、今明かす、全員集合当時のコント秘話

そういえば何のギャグやってたっけ?

私の記憶の中でも、「8時だョ!全員集合」で高木ブーさんは、どんなギャグをやっていたのか?さっぱり思い出せないことに気づきました。
ただ、かわいい雷の姿、白い体操着を丸い身体にピチピチと着ている姿。
そんなユーモラスな姿の思い出があります。
なんたって名前がいちばんかわいい。

私の中では、部屋の片隅にいつもあって、何も語らないけども、そこにないと寂しい安心感を与えてくれる大きなぬいぐるみのような感じが高木ブーさんです。

高木ブーさんが、舞台の上で、あの風貌でただたたずんでいたから、志村けんさんや加藤茶さんのハチャメチャなギャグが際立っていたのかもしれません。静と動で言えば、動のお二人を静の高木さんがいるからこそだったと。

こういう人っていますよね?

こういう人って、いろんな組織の中にいますよね?
何やってるかわからないし決して器用ではないし、風貌もパッとしているわけではないけど(高木ブーさんすみません・・・)
でも、なんだかその人にいるだけでほっとする。

具体的に何かをしているわけでもないけれども、
でも、こういう人ってただいるだけで何かをしていること、になる人ですよね。

私たちはつい、何か、をしてしまいます

私たちは、もともと、自己価値を高めたくて、何かをしなければならないと思い込んで、あれこれしてしまうことがあります。

できないとだめ、持っていないとだめ、
目立たないとだめ、アピールしないとダメ、

何かに秀でること、抜きんでること、それでなければ価値がないように感じてしまいます。
もちろん楽しければいいのですが、無理して背伸びしたり、
等身大の自分よりも大きく見せようとします。
それはいずれ息切れしてしまいます。
「補償行為」と言って、埋め合わせの行為になってしまうのです。

もし高木ブーさんが志村さんや加藤さんだったら?
ブーさんのキャラを壊すことになりますし、ドリフターズは、空中分解していたかもしれません。

実は高木ブーさんは、とことんできない・ウケない自分にOKを出している「高い自己肯定感」を持っている見本のような方かもしれません、
きっとご本人は、自己肯定感なんてそんなものねーよぐらいのゆるさだと思いますが、だからこそ、「できない・ウケない」を加藤さんや志村さんがイジることで、今度は高木ブーさんが「動」のキャラとして、輝いていたように思います。

「できない」人間道


最近、この手の「できない・ウケない」からこそ、ウケている人が増えてきているように思います。
例えば、「錦鯉」の長谷川雅紀さん。正直、長谷川さんに笑いやトークのセンスがあるかというとないと思いますが、ご自身もわかっておられるというか、そこに頓着がない感じです。が、存在そのものがおもしろい方です。

キャンパーとしてブレイクしているヒロシさんも、もともと人見知りで芸能界が苦しかったそうで、「できない」人だったわけですが(ヒロシです。はウケたけど)、好きなキャンプで再ブレイク。彼も存在がユニークな人だと思います。

究極の高い自己肯定感は、自分を否定する自分も肯定すること。
やっぱりそう感じます。

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