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朝5時のシャムキャッツと、社会人6年目の僕

どーも、金曜日の夜は、明日の休日が楽しみで眠れなくなってしまう、そんな可愛いタイプの安田です。土曜日である今日も、眠りが浅くて朝5時に目覚めてしまいました。大体、朝5時くらいに目が覚めた休日は、適当に好きな音楽をかけて、再び眠りにつくことが多いのですが、シャムキャッツの「Friends Again」をかけたら、社会人1年目の淡い思い出が蘇ってきてしまって、朝早くからnoteを書いてしまっています。

この「Friends Again」が出たのは、自分が社会人1年目で四苦八苦していた、2017年の6月頃。当時、遠距離恋愛をしていた彼女に、会いに行く高速バスの中で聴いた、思い出のアルバムである。アルバム全体の雰囲気として、ゆるくて、嫌なことを忘れて、休日のワクワクした気持ちを、掻き立ててくれる。特に「Travel Agency」という曲は、遠出するにはもってこいの曲で、今もお気に入りだ。

明日風が吹いたら 西でも東でも なんとなく行きたい方へ
あったかそうな場所へ
いつかは知っていた 石ころの重みさえも
君は忘れてるだろう 実は僕もなんだけど
シャムキャッツ「Travel Agency」

すり減るくらいと言ったら古い表現かもしれないが、そのくらい自分は、このアルバムを聴いたので、今聴くと、社会人になりたての、辛かった気持ちと、お金がないから朝早く高速バスに乗って、遠くにいる彼女に会いに行くワクワクした気持ちを思い出す。この感情は、今では決して味わうことのできないものだが、当時の記憶を呼び起こしてくれる、色褪せることのない、大事なアルバムである。

シャムキャッツは、自分が上京して、すぐに解散をしてしまったため、シャムキャッツの曲を生で聴くことはないと諦めていた。しかし、先月、シャムキャッツの、夏目くんが、吉祥寺PARCOでライブをやるというのをTwitterで知り、このチャンス逃すまいと、吉祥寺PARCOに駆け込んだ。

社会人1、2年目の頃にたくさん聴いたシャムキャッツの曲を多くやってくれて、当時の記憶を辿りながら、聴いた。
あの頃は、社会人になりたてで、お金もなくて、どこにも余裕がなかった。でも、たまに朝早く高速バスで東京に遊びに行ったり、大学時代の延長で、朝まで飲んだり、ちょっとエッチなお店に行ってみたりして。学生の気持ちの自分と、社会人の気持ちの自分が入り混じった、特別な時間だった。

一方で、彼女と一緒に東京に住み、電車ですぐに吉祥寺まで出て、シャムキャッツではなく、Summer Eyeの曲を聴いている今の自分。
確実に、この5年で変化しているのだなと思ってしまった。

気付けば、もう社会人、6年目ですよ。今も、仕事辞めたいのは、変わらない。でも、シャムキャッツからSummer Eyeとして変わっていく夏目くんのように、自分も、変化を受け入れて、進化していこうと思うのである。

荒れる波に船を出せ いつだってやり直せる だから
荒れるなみに船を出せ それが人生 飲まれろ 飲まれろ
Summer Eye「人生」


ムムム。