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【生徒発信】PBL(マイプロ・ラボ)〜まちの保健室チームの進捗報告〜

 安田女子高校STEAMコースは、2021年4月に新設されたコースです。

 
今回は、マイプロ・ラボで、無印良品の「まちの保健室」とメンタルヘルスの企画に取り組むチームの進捗についてご報告します。


◇無印良品の「まちの保健室」

 みなさんは無印良品の広島アルパーク店に、「まちの保健室」という施設があるのをご存じですか?

無印良品の広島アルパーク店にある「まちの保健室」

 いま、高齢化やコロナ禍によって、健康への関心は高まっています。そこで、誰でもいつでも自分の心身の不安に向き合える施設、それが「まちの保健室」です。病院などの正式な医療機関よりも、お買い物ついでに立ち寄りやすい、「元気なひとも、いらっしゃい。」がコンセプトの、ホッと一息つけるあたたかい空間です。

 「こんなところに、小学校の保健室がある!」といった印象で、体重計、身長計があったりします。また、薬局が併設していて、処方箋を受け取れたり、ストレッチやヨガなどのイベントも充実しています。


◇メンタルヘルスに目を向けた探求

 最近では「コロナうつ」という言葉が出来たり、SDGsの目標に設定されていたりと、公に目にする機会が多くなったメンタルヘルス

 私たちは、メンタルを病みがちな人や、寂しいと感じやすい人、元気が出ない人などに向けて、その人が明るくなれるようなアクションを起こせないかと、メンタルヘルスの企画を実施することを決めました。

企画をプレゼンにしている様子

 また同時に、地域に貢献したいという思いもありました。似た探究をしている人はいないか、同じようなイベントは開催されていないかリサーチしていたとき、上述の「まちの保健室」という施設を発見。身体的な健康に着目した企画は多いが、精神的な健康についてはどう向き合っているのか不思議に思い、電話で交渉し、快く取材OKを頂きました。

 取材時には、地域的に健康に目を向ける人をたくさん増やしたいという目標を熱く語って頂きました。その時の一言で、今でも忘れられないのは、「一緒に企画をしませんか?」。私たちの探究に協力するとおっしゃっていただいたのです。ここまで探究を始めて、1ヶ月。人との出会いに本当に恵まれています。

(後日談: 店長と部門マネージャーに名刺をいただき、私もSTEAMコースでつくった名刺をお渡ししようとしたのですが、名刺を持参するのをすっかり忘れていました… 常に持ち歩いていないといけない物の1つだなと反省しました。)


◇プロトタイプ実践

 取材から1ヶ月半をかけて、何を目標に企画をするのか、企画でやりたいことは何か、誰に来て欲しいのかなどを、地道に1つずつ考えました。

 一通り、企画内容のイメージが固まったので、「まちの保健室」にオンラインでプレゼンさせていただき、「新しい視点ですごく楽しそう」と評価していただきました。

オンラインでのプレゼンの様子

 企業にプレゼンさせていただくのは、初めての経験だったため、とても緊張しました。そして最後に、企画内容のブラッシュアップをして、次のプレゼンで報告させていただくことをお約束しました。

 ブラッシュアップとして、私たちは校内で、実際に企画を開催してみることにしました。参加者に感想をもらうと、私たちが伝えたかったこと、伝わらなかったことがはっきりするからです。

 2回のプロトタイプ実践を完了し、これからは報告会に向けて、またプレゼン作りに取り組んでいます。

 詳しい企画内容やプロトタイプ実践の様子は、こちらの記事で報告しています。是非ご覧ください!
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■ 執筆者:安田女子高校 一期生(高2)
マイプロ・ラボ まちの保健室チームメンバー
好きなことはカマキリの飼育、嫌いな物はゴーヤです。
基本好き嫌いはない方ですが、ゴーヤとは中々分かり合えず、いつか沖縄県のゴーヤチャンプルに挑戦できる日を夢見ています。
興味があるのは、東洋医学で、漢方の研究をしてみたいと思っています。

■記事責任者:STEAMコース主任

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