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「患者さんから学ぶ人生において大切なこと」リハビリWEBメディア【リハノワ】代表・河村由実子インタビュー

いつもご覧いただきありがとうございます!
理学療法士 安田です。

様々な活動をされているセラピストの方から
どんな経験をしてきたのか、
これまでに培ってきた価値観や
仕事に対する想いをインタビューしています。


今回はリハビリWEBメディア「リハノワ」代表である
理学療法士 河村由実子さんにお話を伺いました!

※本記事は5〜7分で読めます。
※河村さんの取材記事を読みたい方は以下のリンクへ✨
https://rehanowa.com

河村さんは8年間の臨床経験のうち、
5年間は救急・集中治療分野でリハビリを通し
あらゆる患者と向き合ってきた。

命と向き合う時間の中で、感じた「情報の重要性」

生きる上で緊急な対応や判断をするために
正しい知識を持つことや
あらゆる選択肢を知る必要がある。

理学療法士としての経験を生かして伝えられることは

リハビリに励む方々の生の声。

病院勤務時代もYouTubeやラジオ番組、Instagramなど
SNSを活用し情報配信をしていたものの、
よりリアルな声を全国の人々を取材して届けたい。

そんな想いから立ち上げたリハビリWEBメディア
「リハノワ」

患者、その家族、医療職に笑顔を届ける
河村さんから学ぶ、

「人生の選択肢とは」


記事の最後には自分を知るために必要な
魔法のワークをご紹介しています!

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選択肢はなぜ必要?
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8年間病院で働く中で、
入院中の患者さんは「家に帰る」など目標がある。

リハビリにも意欲的に取り組む方が多い印象。

しかし、退院した後はどうだろうか。

目標がなくなってしまい、モチベーションを維持できず、
廃用症候群など新たな病を抱え、
入院を繰り返してしまう患者を幾度となく見てきた。

ここで見えてきた

退院後の目標設定
モチベーションの維持問題


1人では頑張れない、
やる気が起きずに寝たきりになってしまう、
夢がなくて諦めてしまっている方に
必要なことは何か。

同じようにリハビリを頑張り、輝く方々を知ることで、
「自分も頑張ろう」とモチベーションを維持する、
目標を作るということができるのではないか。

そこに必要なことが「人生の選択肢」を知るということ。

8年間病院で患者さんと向き合ってきた中で感じた
圧倒的な課題感が今の原動力となっている。

リハビリテーションとは
「人生を豊かにすること」


私にとって豊かとは、
選択肢が増えることです。

だからその選択肢を届けることは、
理学療法士の経験を持つ
私の使命だと思っています。



河村さんが取材してきた「当事者の声」
車椅子生活になってから
セカンドライフを輝かせる女性や
大切な家族と過ごした最期の時間など

リアルな言葉やエピソードの中から
温かい希望の光を感じるものです。


次の章では河村さんが情報の重要性を感じた
エピソードについてお話いただきました。


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命(=人生)と向き合うということ
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ICUで働く中で、情報という選択肢を届ける
必要性を感じた一番印象に残っていることがある。
※実際の出来事のため少し編集しています。

溺水により心肺停止で搬送されてきた子供が2人。
それは同じ日に起きた出来事だった。

1人の子供は搬送後1週間で元気に自宅へ帰っていった。
もう1人は脳死判定。

同じ溺水でも人生は大きく違っている。
何が違っただろうか。

心肺蘇生法を知り、練習経験があったかどうか。


この1つの情報を知るか知らないかだけである。

知っていれば何かしらの行動ができたのではないか。


多くの情報が飛び交う世の中で、
医療職が公平的かつ専門的な視点でみたことを
伝えていくことは正しい情報を届ける上で
非常に需要がある。

こうして専門職として情報配信ができるのも、
8年間患者と真っ直ぐに向き合ってきたからこそである。

その経験がなければ、今の活動をすることはなかった。

患者と向き合う時間の中で学んだ情報の尊さ。
河村さんは現在、独立し理学療法士としての経験を
活かしながらメディア配信に取り組んでいる。

私たちは常に他者から「自分を知る機会」や
学ぶ機会をいただいています。

医療職が1日に関わる時間で一番多いのは、

「患者」

目の前の患者から学ぶことは尊く、
かけがえのないものです。

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メディアを通して患者に元気を
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リハビリ当事者は、
リハビリ施設や方法に関するリアルな情報、
また、モチベーションを作り維持する方法を求めていました。

一方で、セラピストは多施設の詳細な情報はわからず
情報提供できていない現状です。

そんな状況をなんとかしたい、と思い
生まれたのが「リハノワ」です。
(引用:リハノワとは

日本全国の面白いことをしている施設や
輝いているセラピスト、
リハビリを頑張っている方を自ら取材。

理学療法士の目や耳、心を通して伝える「情報」

リハノワで知った情報が励みになり、
1人でも多くの人の人生が豊かになってほしい。

第1章で伝えたようにリハビリテーションとは
人生を豊かにすること。

メディアを通して、
リハビリ業界全体の発展につながると信じて。

リハノワ_シンボル-2-e1633501481117

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河村さんからメッセージ
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まずは小さな一歩を出したらいいと思う。

本で学ぶのもいけど、
実際に会いにいく、話を聞く、小さく実行するなど
まずは行動に移してほしい。

私自身、出向いた先で出会った先生が
今も自分の成長に対して背中を押してくれる存在。

そんな存在に出会うためにも、
まずは色んなところに出向いてみることが大切。

そして、大事なのは
動きまくって動きまくって
何をしているかわからなくなった時、

隣の芝が青く見えるという状態になった時、

まずは目の前のこと、
人に全力を尽くしてほしい。



目の前の人を幸せにできない人が、
何かをやり遂げだり成功したりしないから。


目の前の人に全力で向き合うことで
自然と解決したい課題が出てくる。

それを一生懸命解決しようと
動いていったらいいんじゃないかな。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

河村さんから学ぶ情報の必要性は
医療職だからこその視点がありました。

今、みなさんは将来について
どんなイメージを持っていますか?

あなたが医療職として関わる上で大切なこと。

それは、「多くの人生を知ること」です。


あなたが力になりたいと思う人は誰ですか?

今回は自分が対象にしたい人を具体化するワークを
用意しました。

<魔法のワーク1>

「目の前にいる大切な人について書いてみよう」

※大切な人が思いつかない場合は、想像してみましょう。

①できる限り、その人の外見の特徴を書いてみましょう。
②その方が一番笑顔になるときは、どんな時ですか?
③その方が困っている時、あなたはどうしますか?

誰かのために力になりたいと思ったとき、
どんな人を助けることができたら嬉しいか。

そしてその周りの人たちはどんな表情をしているか、
イメージが20%(なんとなく絵にかけるくらい)
できたらOKです。

さらに具体的にするためには、色んな人を
知ることで絵は色鮮やかになります。

まずは鉛筆でその辺の紙に書いてみましょう。

note河村さん絵

私は幼少期、両親が共働きだったため
おじいちゃんおばあちゃんと過ごすことが
多かったことから孫を見てニコニコしている
おじいちゃんたちの笑顔を守りたいなと思い、
こんな絵を描いていました。

絵は上手に描く必要はありません^ ^
(難しければ棒人間でも、画像でもOK)
もちろん、言葉でも。

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<河村由実子>

◆リハノワ◆
https://rehanowa.com

◆河村由実子Facebook◆
https://www.facebook.com/yumiko.kawamura.12

◆河村由実子Twitter◆
https://twitter.com/kawamoo_n_n_?s=21

◆河村由実子Instagram◆
https://instagram.com/kqwqmoo?utm_medium=copy_link

◆河村由実子note◆
https://note.com/ymk0225/n/n686dbdea33b6


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