区切り
昨夜、行きつけの飲み屋でよく会う常連さんとの会話。
「なんで年末になると別れ際に、来年もよろしく、とかみんな改まって言うのかねぇ」
年が変わる区切りのタイミングだからじゃないですか?
「区切りっていうけどよぅ、毎日そうじゃねぇか。日が昇って1日が始まって、日が沈んで1日が終わる。どうせ来年もここにみんな来るんだろ? ごきげんよう、またね、ぐらいでいいんじゃねぇの」
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人生にはいろいろな区切りがあります。元日、卒業、成人式、引っ越し、入社、定年、死、挙げればキリが無いほどにいろいろあります。そして人はそのタイミングで自らを振り返ったり、次の目標を定めたりします。
自分がそう設定して思い込めば毎日が区切りになるはずですが、人はなかなか覚悟ができない生き物だったりするので、新年になれば慣れない筆で抱負を書いたり、暦や、日常に大きな変化のあるタイミングを区切りにします。
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私は、人の話を聞くのが好きです。私はあと何年生きるかわからないけれど、自分の有限の時間だけでは経験し得ないいろいろなことを会話から疑似経験できるから。そして、その人のおもいを知ることができるから。
自分の生き方をつくり上げんとする彼女の話。告白と涙に感じる葛藤。
100人を超える高校生たちの夢の話。自らの未来を探すなかに感じる希望。
目標達成を目前にした彼女の話。笑顔の中に感じる不安。
役者の道を極めんとする彼の話。父親とのやりとりに感じる覚悟。
そのおもいを言葉で伝えたい。私は空っぽだから、私が好きな人たちのおもいで私を満たして、私の言葉で伝えたい。
有限の時間の中では難しいことかもしれませんが、人はおもいを伝えればわかりあうことができるはずです。そして、世界中の人たちがわかりあえれば、戦争や人を傷つけるような悲しい事件はなくなると本気でおもっています。
来年は「人のおもいを伝える」1年にします。ごきげんよう。
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