牧山東写真モノクロ

地域に必要なファシリテーターという役割

最近ファシリテーターとしての仕事をいただけるようになってきました。特に地域が一歩前に進むためのお手伝いをする仕事です。あまり馴染みのない言葉だと思いますし、一般的には会議の進行役のように捉えている方がほとんどかなと思います。先日伺った地域では垂れ幕まで用意していただいて、完全にファシリテーターとは何かが、間違って伝わっているなと思い少し笑ってしまいました。

もともと私は塾の運営と、民間のカウンセラーをやっていました。一対一でも難しいのに、大勢の人の話を聴くなんてとんでも無いと思っていました。そこで出会ったのが創生塾の渋谷健というファシリテーターです。(詳しくは、この記事に書いたので興味がある人はどうぞ。)

https://www.souseijuku.com/experiencenakagawathree/ 

ちなみに渋谷さんの講座が9月3日に中津で、4日に北九州でありますのでぜひどうぞ。

https://www.facebook.com/events/447885719400263/

話は逸れたんですが、地域で防災計画を作る仕事の手伝いをしたり、まちづくりワークショップを運営したり、引きこもり支援をしたりしています。どれもファシリテーターとしての関りです。どれもやればやるほど難易度が上がっていくのを感じます。深く進めば進むほど課題が複雑になっていきます。

大切なのは、私が実践者ではないってことです。あくまで主役は地域の皆さん。僕が動いて一歩進めたとしても何も変化はありません。皆さん自身が自分で決めて行動しなければ地域は変わりません。私の仕事は、みなさんが動きやすいように、選択肢を増やして、意見を整理して背中を押すだけです。諦めているところがあれば時には励ますことも。私の役目は基本的には皆さんんの話を聴くこと。そして信頼関係を獲得すること。

その中で感情が出て、一旦それを私にぶつけることがあるかもしれません。でもその後、その気持ちをぶつける相手は私ではないことに、皆さんが自ら気づかれます。そのとき、行動が始まるんです。しかし、その時、地域の皆さん同士が感情をぶつけ合ったらどうでしょう。あまり良い結果にはならなさそうですよね。

やっぱり、地域でも行政でもなく、外部の人間が地域が一歩進むために支援し、ニーズを掴んで、広報に繋げていく必要があるんですよね。それが今の地域社会に足りてないことです。もちろん、企業においても同じです。プロのファシリテーターに仕事を頼んでみましょう。きっと払った金額分は結果が帰ってきます。ええ。

次回以降は、信頼関係を獲得するための上手な「聴き方」を書いていきます。

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